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【動画:会見2回目詳細】シューマッハ2度目の手術、家族はリスクを覚悟

2013年12月31日(火)21:50 pm

スキー中の事故でフランス・グルノーブル大学医療センターに入院中のミハエル・シューマッハについて、現地時間12月31日(火)午前11時(日本時間午後7時)、病院で昨日に続く二度目の記者会見が開かれた。

シューマッハは現地時間で昨夜10時00分から2時間に渡る手術を受けた。手術に先立ち、家族には可能性のあるリスクを説明し、同意を得たという。

「(手術の)実施は難しい決断だったが、やはり脳の出血を止めようと決めたのだ」

「頭がい内圧のレベルは改善した。ただ、スキャンを見ると他にも脳に病変が認められる」

『危険な状態は脱したか?』との質問に、医師団のひとりジャン・フランソワ・パヤン教授は次のように答えている。

「今朝、不要なリスクなしに新たに脳のスキャンを撮ったところ、容態が安定しているサインをいくつか確認できた」

「昨日より容態をコントロールできている。しかし危険を脱したとはいえない。今後に向けて多少の時間を稼いだというところだ」

「とはいえ、治療方針を考えるとこれからの数時間を見守る必要がある」

「ICU(集中治療室)では、容態が良くなるのも、逆に悪くなるのもアッという間だ。その点で多少の余裕ができたということだ」

「ご家族は今も枕元で患者に付き添っている」

「今までの24時間で若干の改善がみられたものの、明日、または6ヶ月後や1年後を含め今後どうなるかは予測できない。楽観視は禁物だ」

「患者は人工的な昏睡の状態に置かれている。この処置はわれわれが必要と考える限り続けられる」

次に話はドイツへの転院に及んだ。

「われわれは多数の医師仲間からサポートを受けている。当院に留めておくべきと考えている」

「多くの異常を正すべく、われわれは治療の戦略を立てた」

「昨日はその余裕もなかったが、今は多少の時間をかけて治療に臨みたい」

記者会見は30分続いた。病院側では、今後も事態に変化があれば同様の会見を行うとしている。

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