トヨタは、傘下のダイハツと日野自動車を含めた11月度の生産・国内販売・輸出実績を25日(水)に発表した。これによると、国内生産は3社合計で35万1,476台と、前年同月比107.2%を達成し、3か月連続で前年同月実績を上回った。また、海外生産も53万7,766台(同117.7%)となり、合計で88万9,242台(同113.3%)を達成。これにより、1から11月までの累積生産台数は合計で933万7,668台(前年同期間比100.9%)となり、このまま推移すれば、グローバルでの年間生産台数が自動車メーカーとして初めて1,000万台を超える可能性が高まった。
11月度の国内販売は3社合計で19万3,538台と、前年同月比108.2%を記録。シェアではトヨタが同-4.1ポイントの28.4%に下がったものの、ダイハツと日野がそれぞれシェアを広げたことで、全体でのシェア率は42.3%(同-3.1ポイント)にとどまっている。
また、輸出においては、ダイハツが641台(同116.3%)と、2か月連続で前年実績を上回ったものの、トヨタは中南米・欧州・オセアニア・中近東に向けた輸出が減少したことで15万1,427台(同98.9%)と、3か月ぶりに前年実績を下回った。さらに日野も8,176台(同99.1%)に終わり、2か月ぶりに前年実績を下回っており、合計でも16万244台(同99.0%)と、4か月ぶりに前年実績を下回った。
一方、海外生産においては、トヨタは、北米・欧州・中南米・オーストラリア・アジアで増加し、50万6,742台(同116.4%)として3か月連続で前年実績を上回り、11月としては過去最高を記録。また、ダイハツもインドネシアでの生産が増加し、2万9,315台(同149.2%)と、9か月連続で前年同月実績を上回った。日野は、1,709台(同90.2%)にとどまったものの、合計では53万7,766台(同117.7%)を記録し、3か月連続で前年実績を上回るとともに、全体でも11月度における過去最高の生産高を記録している。