F1昇格以来、ひたすらフォース・インディアでキャリアを重ねてきたエイドリアン・スーティルが18日(水)、新たな第一歩を踏み出した。
この日、ザウバーはチームの公式ツイッターで次のようにつぶやいた。「シートに収まって、すでにすっかりお似合いの、この人をご覧あれ」。ツイートには、2014年型マシンに収まったスーティルの画像が添付されていたのだ。
スーティルがF1に昇格したのは2007年。チームは、フォース・インディアの前身であるオランダのスパイカーだった。それから7年、スイスのヒンウィルにあるザウバー本拠地で2014年型車C33のシート合わせに訪れたスーティル。モノコックはFIA(国際自動車連盟)による静動いずれのクラッシュテストに合格済みだ。
スーティルのヒンウィル訪問はこれが初めてではない。チーム代表のモニシャ・カルテンボーンによると、「9月末、施設の視察に」訪れたことがあるという。
スーティルは「自分の目指すべきチームはかなり前から決まっていたが、交渉が当初の計画より延びてしまった」と語っていた。
さらにスーティルは、F1公式サイトに次のように話している。「そろそろ変化を起こす時期かなと感じたんだ。実現までの数ヶ月、懸命に努力したよ」