メルセデス・ベンツ日本と小山学園がメカニック育成で業務提携

メルセデス・ベンツ日本（以下、MBJ）と学校法人小山学園は、メルセデス・ベンツに精通したメカニック育成に関する業務提携に合意したと18日（水）に発表した。これにより、2014年夏より、小山学園が運営する専門学校で自動車整備を専攻する学生を対象とした夏期講習が共同開催されるほか、メルセデス・ベンツを専門に学習する専科設置に向けた検討が開始される。

MBJでは、車載技術が高度化する中、より専門性の高いメカニックの育成が自動車業界の最優先課題のひとつととらえ、都内に3校の自動車整備専門学校を運営する学校法人である小山学園と提携することにより、自動車業界を志望する有望な学生を支援し、より質の高い技術・サービス教育を充実化させることで、ともに日本の基幹産業である自動車業界を支えていこうという狙いだ。

提携による施策の第1弾として、2014年夏から小山学園が運営する「東京工科自動車大学校（中野）」、「東京工科自動車大学校世田谷校」および「東京工科専門学校品川校」の学生24人を、MBJ習志野事業所トレーニングセンター（千葉県習志野市）に受け入れ、MBJの講師がメルセデス・ベンツ車両を教材として5日間の夏期講習を開催する予定となっている。

また、将来的にメルセデス・ベンツを専門とする自動車整備を学ぶ専科を、上記校のいずれかに設置することを目指し、両者間での協議が進められることになっている。