フォース・インディアのシートを失ったポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)は、そのザウバーへの移籍の可能性はほとんどないだろうと今週初めに認めており、このままF1を去ることになると見られている。
12日(木)にペレスがフォース・インディアと契約したというニュースが流れたあと、27歳のディ・レスタは30万人に及ぶツイッターのフォロワーに対して、「キャリアの次の段階に向けて挑戦をするときだ」と語りかけた。
ディ・レスタにとって最も可能性が高いと思われているのは、再びメルセデスからドイツツーリングカー選手権(DTM)へ復帰することだが、いとこであるダリオ・フランキッティが引退を決めたことで、その後任としてインディカーへ転向するのではないかとのうわさもある。
こうした中、フォース・インディアのチーム会長兼代表であるビジェイ・マリヤは、2013年シーズンのドライバーを2人とも放出するという判断をしたことについて、ロンドンで次のように説明している。
「すべてのチームには進歩してゆくことが求められる」
「我々は、ポールには十分な時間を与えたし、チャンスも与えた。彼も我々のために仕事をしてくれた。そのことに関して、私は彼や、あるいはエイドリアン(スーティル)に対して何も不満は持っていない」
「私は、ほかのチームメンバーたちに意見を求めたが、新しいクルマと新しいレギュレーションになるにあたり、野心を持ち、本当にハングリーな新しいドライバーの組み合わせでいこう、と全員が答えたんだ」、とマリヤは付け加えた。