NEXT...F1開催スケジュール

グロージャン、ロータスの予算を懸念

2013年12月03日(火)12:08 pm

ロマン・グロージャン(ロータス)は、チームに十分な予算があるか、疑問を持っていることを認めている。

ロータスは、チームに対する不満から、来季フェラーリへ移籍するキミ・ライコネン(ロータス)の後任ドライバーにニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)を希望していたが、投資家集団クァンタムによる出資契約が完了するまで、ヒュルケンベルグとの契約を保留にしていた。

最終的にロータスは先月29日(金)、グロージャンと契約を延長し、チームメートにはヒュルケンベルグではなく、パストール・マルドナード(ウィリアムズ)を起用すると発表した。

公式のプレスリリースには、マルドナードのスポンサーについて触れられていなかったが、マルドナードが母国ベネズエラの国営石油会社PDVSAから、およそ3,500万ユーロ(約48億7,000万円)から4,000万ユーロ(約55億6,700万円)もの資金をチームに持ち込むであろうことは周知の事実だ。

ロータスの来季ドライバーラインアップ決定を受け、クァンタムからの出資が今後一切無くなるという明確な兆しだと言う者もいた。しかし、その一方で、クァンタムを率いるマンスール・イジャスによる契約が締結される可能性はまだありそうだと主張する者もいる。

フランスの『L‘Equipe(レキップ)』にロータスの財政問題がすでに解決されているのかと、問われたグロージャンは、こう答えた。

「まだだよ。でも、月曜日(2日)にエリック(ブーリエ/ロータスチーム代表)と会う」

「そのときに話し合うつもりさ」

ロータスが来季の契約を正式に発表して安心したかと『RMC』に聞かれると、「安心という言葉が正しいかは分からないけど、確定するのはいつだって遅いより早いに越したことは無い」とグロージャンは述べた。

「チームには、優先して対処すべき問題があった。でも、僕たちは常々、これからも、共に頑張っていきたいと思っていた」

2014年から一新されるF1規則について、グロージャンはロータスがうまく移行できると確信しているものの、チームの懐事情が気になる胸の内を明かしている。

「まずは予算を確保しないといけない。来シーズンはますますお金がかかるし、複雑になるからね」

また、2014年の給料が未払いになる心配はあるかとたずねられたグロージャンは、次のように述べている。

「まったく心配していないよ。シーズン中に僕のやる気やパフォーマンスが変わることは決してない」

「これは、僕自身と雇い主のあいだの個人的な問題に過ぎない」とグロージャンは付け加えた。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック