ウェバー「最後にいいパフォーマンスを発揮したい」
レッドブルのマーク・ウェバーが、インテルラゴス・サーキットで行われるF1第19戦ブラジルGP（11月24日決勝）に向けて意気込みを語った。
マーク・ウェバー
「インテルラゴスはお気に入りのレースのひとつだよ。サーキットの雰囲気が素晴らしいんだ。サーキットはすり鉢状になっていて、まるで円形競技場みたいな感じだよ。イギリスのブランズハッチに似ているね。観客はほとんどクルマを上から見下ろす形になるし、その結果として決勝日には素晴らしい雰囲気に包まれるんだ。僕は、ここではずっといいレースができている。2回（2009年と2011年）勝っているし、サンパウロでの滞在も楽しいよ」
「サーキットは標高の高いところにある。だからエンジンにとっては厳しいし、反時計回りだからドライバーにとっても身体的にかなりきつくなる。シーズン後半にはこれまでよりも左回りのサーキットが増えているから、僕たちの首も慣れているけど、それでもまるでトレーニングだね」
「ブラジルに向けての準備はできているし、人生の新しい章が始まるのを楽しみにしている。もし僕が辞めることを残念に思っていたとしたら、何か変だよね。なぜなら、それこそ僕が決断した理由だからね。スポーツ選手であれば、僕たちはみんなそういう決断をするんだ。炎も最後にはその姿がそれまでとは違ってくるものだし、それを受け入れなくてはならない。だから、僕にとっては今がそのときなんだ」
「残り1レースだけど、すごくいいパフォーマンスを発揮したいと思う。ブラジルではそれができると信じている。僕はまだかなりうまく走ることができているし、言ってみれば、自分の足跡を刻むことができるから満足している。でも、引き際を見極めたんだ。楽しんできたし、いくつかのことを達成もした。だから、このあとのことはほかのみんなに任せよう」
