ヘイキ・コバライネンが、2014年のロータスのドライバー候補に加わるかもしれない。
32歳のコバライネンは、昨年末で放出されたケータハムで、何度か金曜フリー走行に出走していたが、キミ・ライコネン(ロータス)が古傷の手術のため最後の2戦で欠場することになり、急きょF1第18戦アメリカGPからロータスのラインアップに加わった。
来年フェラーリに移籍するライコネンの後任候補は、実力を高く評価されているニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)と、スポンサー資金の豊富なパストール・マルドナード(ウィリアムズ)と見られていた。
しかしコバライネンは、初日のフリー走行からいい走りを見せ、予選でも8番手を獲得した。チームメートのロマン・グロージャンは3番手だった。
チーム代表のエリック・ブーリエは、ロータスの来季ドライバー候補にコバライネンが加わる可能性を認めた。
「彼がそうなる(候補になる)可能性もある」とブーリエはフィンランドのテレビ局『MTV3』に話した。
「元々候補に入っていなかったのは確かだ。しかし、今いい仕事をしているなら、われわれの気持ちが変わる可能性もある」
「分からない。何でもあり得るよ」とブーリエは明言を避けた。
コバライネンはアメリカGPを14位で終えており、ポイント獲得には至らなかった。