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マクラーレン、ケビン・マグヌッセン起用を正式発表

2013年11月15日(金)8:48 am

ついに、マクラーレンの来季のドライバーラインアップが明らかとなった。マクラーレンは14日(木)、2014年シーズンにはマクラーレンの育成ドライバーであり、今季フォーミュラ・ルノー3.5シリーズのタイトルを獲得したケビン・マグヌッセンがレースドライバーへ昇格し、マクラーレンで5年目を迎えるジェンソン・バトンのチームメートとなることを正式に発表した。

マグヌッセンは、デンマーク出身の21歳。父親のヤンもかつて1995年にマクラーレンからF1デビューを果たしており、親子2代にわたってマクラーレンでF1デビューを飾ることとなった。

これにより、新たなV6ターボエンジンやERS(エネルギー回生システム)が導入され、大きくレギュレーションが変更される2014年に向け、マクラーレンは、キミ・ライコネン(現ロータス)と並んで現役F1ドライバーでは最年長の34歳となるバトンと、フレッシュな新人ドライバーの組み合わせで臨むこととなる。

来シーズン、名門F1チームのマクラーレンからF1デビューを飾ることになったマグヌッセンは次のように語った。

「もちろん、マクラーレンからF1デビューを果たせることをものすごくうれしく思っている」

「簡単に言えば、このチームは最高だということだ。僕は小さいころからマクラーレンでドライブすることを夢見てきた。そして、マクラーレンのF1ドライバーになるという目標を達成するために、これまでの人生のすべてを捧げてきたといっても大げさじゃないよ」

「マクラーレンにいるすべての人たちをものすごく尊敬しているし、みんなに対して本当にありがとうって言いたい。でも、とりわけマーティン(チーム代表のマーティン・ウィットマーシュ)や管理職の人たちには、このチャンスを与えてくれたことに感謝したい。みんなをがっかりさせたりしないからね!」

「同時に、ジェンソンについては、間違いなく僕は理想的なチームメートを持つことになる。もちろん、彼はものすごく速いし、技術的な観点からも非常に経験豊かで、高い能力を持っている。F1チャンピオンになった人だし、僕もいつかはそうなりたいと願っている。そして、彼から出来る限りのことを学ぼうと決心しているよ」

さらに、マクラーレンのチーム代表であるマーティン・ウィットマーシュも次のように述べた。

「2014年に、ケビンがジェンソンとともにマクラーレンのF1レースドライバーとなることを喜んでいる」

「われわれは2014年シーズンを迎えるにあたって組織の強化に取り組んでおり、彼らがドライバーとして確定されたことは、われわれにとっての重要なステップだ」

「来年は、久々にF1に非常に大きな技術的変更がもたらされるのを目の当たりにすることになる。そしてすべてのチームとエンジンメーカーがこの新しい変化に対応するために最善を尽くし、極限まで努力を行うことになる」

「ジェンソンの、レースに勝利するためのスピード、知性、レースのうまさといったものは、マクラーレンにとってずっと重要なアドバンテージになっていた。だが、この冬から新年にかけて、新しい複雑な技術規格に移行するにあたって、彼の開発能力や、他の追ずいを許さないほどの技術的フィードバックも、われわれにとっては同様に価値あるものとなる」

「ケビンもまた、才能豊かで、強い決意を持っていることは明らかだ。それゆえわれわれは彼に大きな期待を寄せている。さらに、F1カーでテストを行ったときは、いつでも非常に速かったし、とても手際が良かった。そして彼のフィードバックも最高級だったよ」

「それに、今年のフォーミュラ・ルノー3.5選手権におけるタイトルの獲得のしかたも本当に見事だった。彼に持って生まれた速さがあることを示したのみならず、成熟度が増したこと、そしてタイトル争いをきちんと組み立て、それを実践してみせる能力があることを示すものだった」

「非常に大切なことを言い忘れていたが、この機会を借りてチェコ(セルジオ・ペレス)に感謝したい。彼は、この困難なシーズンにあって、よく頑張ってくれたし、最近のレースでポイントを獲得できたことがそれを明確に示している」

「彼は素晴らしい人間であり、速くて戦闘的で優秀なドライバーだ。2014年には彼がそれを基盤としてさらに発展すると信じている。マクラーレンの全員が彼の今後の健闘を祈っている」

【まとめ】2014年F1移籍情報

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