日産は、フルモデルチェンジを行った新型「スカイライン」を2014年2月末に発売する。価格は449万6,100円から553万7,700円までとなる。
全車ハイブリッドとして登場した新型「スカイライン」は、歴代モデルの中でも最もプレミアムかつダイナミックなものとなる。高級車「インフィニティ」の開発で培われた高い技術力、デザインノウハウが注ぎ込まれており、その証としてインフィニティバッチが装着される。
パワートレインには日産独自の1モーター2クラッチ方式のハイブリッドシステム「インテリジェントデュアルクラッチコントロール」を全グレードに採用。これにより、システム最高出力268kW(364ps)の圧倒的な加速性能と18.4km/リッター(JC08)というクラストップレベルの燃費を両立。また、ステアリングの動きを電気信号に換えてタイヤを操舵する世界初のステアリングシステム「ダイレクトアダブティブステアリング」の採用により、応答遅れのないシャープなハンドリングと高い直進安定性が実現されている。
エクステリアは、旧型モデルよりもロー&ワイドなプロポーションが与えられた。ノーズコーンの立体感を強調した特徴的なフロントには力強い印象を与えるLEDヘッドランプが配され、精悍なイメージとされている。FRらしい躍動感と前傾姿勢を強調したスポーティなサイドビューや、スポイラー形状が採用されたトランクリッドによるリアビューなど、勢いと上質感を感じさせるデザインにまとめられた。
インテリアは、ドライバーやパッセンジャーを心地よく包むようなダブルウェーブのインストルメントパネルを採用。クロノグラフのダイヤルを思わせる精緻感漂う大型2眼メーターが目に飛び込む運転席は否が応でもドライビングへの期待感が高まる。また、室内の至る所に上質な素材とデザインが施され、快適かつプレミアムなたたずまいが感じられる空間とされた。
さらに、世界初の1.2GPa高成形性超高張力鋼板を主要骨格に採用した高強度安全ボディー(ゾーンボディー)により、世界最高水準の衝突安全性能を実現。また、時速約60キロメートルでも衝突回避が可能なエマージェンシーブレーキをはじめ、前方、側方、後方すべてに対して機能する最先端の安全装備が採用され、全方向でぶつからないクルマが目指されている。
<新型「スカイライン」のグレードと価格>
350GTハイブリッド/449万6,100円
350GTハイブリッド・タイプP/486万3,600円
350GTハイブリッド・タイプSP/526万4,700円
350GT FOURハイブリッド/476万9,100円
350GT FOURハイブリッド・タイプP/513万6,600円
350GT FOURハイブリッド・タイプSP/553万7,700円
※パワーユニットはいずれも3.5リッターV型6気筒+HM34型モーター
※トランスミッションはいずれもマニュアルモード付電子制御7速ハイブリッドトランスミッション
なお、V36型「スカイライン」については、「250GT」、「250Type S」、「250GT FOUR」の3グレードが継続販売されることになっている。