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4連覇のベッテル、攻めの姿勢は変わらず

2013年11月01日(金)11:28 am

F1世界選手権4連覇の称号を手にしても、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)の2013シーズンの戦いは終わらない。

レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーによると、ベッテルとマーク・ウェバー(レッドブル)のふたりはシーズンの残り3戦、つまりアブダビ、アメリカ、ブラジルの各グランプリでの勝利を狙っているという。

「FAカップの終盤のようなものだ。どのレースも勝ちたい」

ヤス・マリーナ・サーキットの照明の下で優勝すれば、ベッテルはミハエル・シューマッハがフェラーリ黄金時代に打ち立てた連勝記録に並ぶことになる。

7連勝はアルベルト・アスカリがもつ9連勝記録に続く歴代2位の記録だが、アブダビで勝利すればベッテルは母国の偉大なドライバーの記録に並ぶのだ。

シューマッハは『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』に、「セバスチャンと一緒に仕事をしたことはないけれど、僕たちのアプローチの仕方や取り組む姿勢はかなり似ていると思う」と話し、こう続けた。

「僕のやり方を盗んだところもあるかもしれないけれど、ベッテルはもう長い間ずっと自分の道を歩いているよ」

「記録は破られるものだ。それがスポーツだよ。それで僕にとって何が変わると言うんだい?」

「何年も前からよく知っている人物が自分の記録を破るなんてすごいことだと思う。だから、僕はいま、すごくリラックスしているよ」とシューマッハは付け加えた。

1999年シーズンに、負傷したシューマッハに代わってフェラーリのコックピットに座ったミカ・サロは、シューマッハはベッテルに追い立てられる立場になったとフィンランドの『MTV3』に話している。

「今のベッテルのすごさはとうてい太刀打ちできるものじゃない」

「F1であんなのは、見たこともないよ」

「シューマッハはずる賢くて冷徹なドライバーとして多くのレースで勝利したが、ベッテルは純粋に速さだけで勝利を手にしている」

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