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FIA、レッドブルのマシンを検査

2013年10月30日(水)11:57 am

2013年F1後半戦、レッドブルはなぜ連勝を続けているのか。その秘密がまたひとつ明らかになってきた。

ドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌によると、最初にRB9のコンセプトに気づいたのは、元スチュワートやジャガー時代にデザイナーを務め、現在イギリス『BBC』テレビで技術面の解説を行っているギャリー・アンダーソンだ。

セバスチャン・ベッテルの手により今季6連勝をあげているレッドブルのマシンで最近アンダーソンが着目したのは、テレビ中継用にRB9のノーズ部分から後ろ向きに車体を写した熱感知カメラの映像だ。

これを見ると、ドライバーの足の真下に取り付けられている通称「ティー・トレイ」が低速走行時、極度の高熱を発している。

アンダーソンは、レッドブル技術責任者のエイドリアン・ニューイが「高温になったティー・トレイを持ち上げて路面から離す」手法を考えつき、結果的に車高を低く設定できるようにしたとみている。

『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は29日(火)、フォース・インディアもアンダーソンの推理に同意、そのような技術は違法との考え方を示したと伝えている。

そこでインドGPでは、FIA(国際自動車連盟)の技術委員ジョー・バウワーがアンダーソンの考えに沿って問題の「ティー・トレイ」を300度に熱してみたという。

『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』のミハエル・シュミット記者は、そのときの模様を次のように報じている。「結果的に、この機構は動かなかった。従って、少なくともFIAがテストした部分においてレッドブルのRB9は適法だ」

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