ジープ、新型「グランドチェロキー」を11月に発売

フィアット・クライスラー・ジャパンは、新型ジープ「グランドチェロキー」を11月23日（土）に発売する。価格は427万3,500円から724万5,000円までとなる。

新型「グランドチェロキー」は、数々の最新のテクノロジーの投入により燃費性能が大幅に向上。また、内外装のデザインもさらに洗練度を高めるとともに、プレミアムSUVにふさわしい先進装備や安全装備なども充実化が図られた。

まず、全グレードに従来の5速ATに替えてパドルシフト付8速ATを導入。従来よりも正確で円滑なギアシフトを実現し加速性が高められるとともに、ラグジュアリーカー並みの乗り味が与えられた。またクロールレシオが44.1：1に引き下げられ、ジープならではのオフロード走破性もさらに向上している。

また、パワートレインのパフォーマンスを変更し燃費を最大効率化する「エコモード」も採用。トランスミッションのシフトタイミングを最適化することで燃費効率を高めるほか、走行速度が一定の速度を超えた場合にはエアサスペンションを「エアロライドハイト」に降下させ空気抵抗の最適化も行う。この結果、3.6リッターV6エンジン搭載モデルでは約8％、5.7リッターV8エンジン搭載モデルでも約5％の燃費向上が達成された。

エクステリアデザインでは、ヘッドライトがスリム化されるなど、よりプレミアム感を演出するフロントデザインを採用。リアデザインにもLEDを採用した独自の大型テールランプ、エアロダイナミクスを改善した大型リアスポイラーを装着。さらにテールゲートの形状もより視認性を高めるものへ変更されるなどの改良が行われている。

インテリアでは、センターパネルに新型8.4インチタッチスクリーンを組み込み、ラジオや温度調整スイッチを画面の下に集約。また、ステアリングホイールにすっぽりと縁取られた形となる曲線的なデザインのTFT方式7インチマルチビュークラスターディスプレイが鮮明な色と画像を表示するなど、先進的な印象が強められた。

その他、最高峰モデルとなる「サミット」には、プレミアムナチューラプラスレザーシートなどの豪華装備が施されるほか、6.4リッターV8エンジンを搭載する最強モデルの「SRT8」にはよりアグレッシブな外観が採用されている。

＜ジープ「グランドチェロキー」のモデルと価格＞
ラレード／427万3,500円
リミテッド／542万8,500円
サミット／669万9,000円
SRT8／724万5,000円
※ラレードとリミテッドは3.6リッターV6エンジン
※サミットは5.7リッターV8エンジン
※SRT8は6.4リッターV8エンジン
※ハンドル位置はいずれも右