2013年のF1ドライバーズタイトルを手にしたセバスチャン・ベッテル(レッドブル)。レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、ドイツのメディアに対して、「ちょっとばかりお祝いをすることになるよ。セバスチャンの好きな飲み物でね」、と語っていた。
その飲み物とは、ドイツの有名なリキュールであるイエーガーマイスターであり、「たくさんのレッドブル(エナジードリンク)も添えられる」とのことだった。
『Bild(ビルト)』紙によれば、インドのホテルで行われたそのパーティーは午前2時ごろまで盛り上がっていたという。
さらに、数日後にはもっと盛大なパーティーが催されることになる。
マルコは、ブッダ・インターナショナル・サーキットのパドックで次のように語った。
「ほとんどのチームは、今夜(日曜)か月曜の朝には(インドを)発つことになる。われわれはアブダビでちゃんとしたお祝いを予定しているよ」
フィニッシュラインを横切り4年連続でのF1タイトル獲得を決定させたベッテルは、ホームストレート上でインドの観衆に向けてドーナツターンを披露してみせた。これに対し、F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)は、この行為が、ゴール後にはクルマを直接F1カーの保管場所であるパルク・フェルメへ戻さなくてはならないというルールを破るものだったとして、レッドブルに25,000ユーロ(約336万円)の罰金を科した。
だが、FIAによれば、「特別な状況下にあった」ことを勘案し、より厳しい処分を下すことは見送ったとしている。
このことでレッドブルが、アブダビで開催を予定しているタイトル獲得記念パーティーの予算を、25,000ユーロ(約336万円)引き下げることになるかもしれないと報じられている。