エイドリアン・ニューイは、F1エンジニアとしてのキャリアが終わりを迎えつつあることを示唆した。
ニューイが中心になって設計されたレッドブルのマシンに乗るセバスチャン・ベッテルは、先週末のインドGPでF1世界選手権4連覇を達成。そのニューイは、自身の関心がほかに向きつつあることを明らかにした。
「私は現在、54歳だ」と、『Telegraph(テレグラフ)』紙に語るニューイ。「私には、ほかにもやりたいことがたくさんある」
「そのひとつが、アメリカスカップかもね。分からないけど」
F1史上最高のデザイナーとも評されるニューイだが、すぐにでもヨットレースの世界に身を投じる可能性は否定した。
「(2014年には)少し遅すぎる気がするね」
「近々の未来はF1とともにある。来年は規則が変わることだし、全力でF1に取り組むよ」
『Telegraph(テレグラフ)』のトム・キャリー記者は、レッドブル社主のディートリッヒ・マテシッツが自身のチームを結成、ニューイ設計のヨットでアメリカスカップに打って出る可能性もあると伝えている。
「もしかしたら」と、ニューイ。「この件についてディートリッヒと長々話したことはないんだ、残念ながらね」