日産は、「エクストレイル」をフルモデルチェンジし12月に発売すると発表した。特別仕様車の「エクストリーマーX」も同時発売となる。価格は発売時に発表される。
新型「エクストレイル」は、新たに荷室の間仕切りが簡単に行えるフレキシブルラゲッジ機能や大容量コンソールなどを採用することで、さらに利便性が高められる。また、インテリジェントパーキングアシスト付のアラウンドビューモニターや、充実したセーフティシールドテクノロジーなどのドライバーサポート装備の充実化が図られたものとなる。
性能面では、4WDシステム「オールモード4×4-i」を継承しつつ、世界初となる「アクティブライドコントロール」「アクティブエンジンブレーキ」「コーナリングスタビリティアシスト」といった先進技術を全車に採用。乗りごこちや運転のしやすさ、安全性などが大幅に向上された。環境性能も、アイドリングストップ、新型エクストロニックCVT、走行抵抗の低減、軽量ボディーなどの低燃費技術を採用したことでクラスNo.1の低燃費16.4km/リッター(社内測定値)を実現している
機能面においては、荷物のサイズや種類に合わせて自由自在に空間を仕切ることができるフレキシブルラゲッジを採用するとともに、ポケットやカップホルダー等の収納スペースを拡大。さらに、インテリジェントキーを携帯していれば手や物をセンサーにかざすだけでバックドアが開く「ハンズフリー機能付きリモコンオートバックドア」を採用することで、利便性も大きく向上されている。シートには新開発の前席スパイナルサポート機能が装備され、長距離移動の疲労軽減化も図られたほか、5人乗りの2列シート車に加え、7人乗りの3列シート車も新たに設定される。
今回のフルモデルチェンジに併せて、「エマージェンシーブレーキ」「踏み間違い衝突防止アシスト」「LDW(車線逸脱警報)」「進入禁止標識検知」などの先進機能を装備する「エマージェンシーブレーキ・パッケージ」グレードが新設定されるほか、「BSW(後側方車両検知警報)」や「ふらつき警報」もオプション設定される。また、ドライバーがステアリング操作を行わずに車庫入れや縦列駐車が可能となる「インテリジェントパーキングアシスト」を日産車として初めて採用。加えて、メーター中央部にアドバンスドドライブアシストディスプレイを配することでドライブをサポートするさまざまな車両情報の提供を可能とするなど、先進性もさらに高められている。
同時発売となる特別仕様車「エクストリーマーX」は、フロントオーバーライダーやアンダーカバー、専用の大型フロントフォグランプやアルミホイールなどを装備し、本格SUVらしいワイルドでタフなイメージが一層強調されたものとなる。