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井原慶子、小中高生を招待し英会話プログラムをWEC富士で開催

2013年10月24日(木)17:22 pm

WEC富士2013の予選が開催された10月19日(土)、井原慶子による「ダイバーシティプログラム2013」が富士スピードウェイで開催。本プログラムは、「国際人と直接議論し、多様性を身につけよう」という井原の発案により昨年も開催され、今年は中高生部門も併催された。

昨年も開催された小学生部門は、世界のトップレーサーやチームオーナー、エンジニアに英語で質問するというもので、練習はわずか1時間だ。

講師には公立小学校校長を歴任したベテラン講師や、子どもの好きを伸ばしていくという米ボストン発祥の東京サドベリースクール創立者で英会話講師歴10年以上の経験を持つ講師が参加した。

会場となったモビリタで、わずか1時間の間に英語での質問を考え、英会話レッスン、英語でインタビューする際のマナーなどを学んだが、小学生の目は真剣そのものだ。実際に自分の英語が通じた時、子どもたちはうれしそうな笑顔をはじけさせていた。

小学生部門に加え、今年は中高生部門も開催。「世界標準のコミュニケーション力」を身につけるためのグローバルリーダー育成スクールIGSが主催し、Z会をはじめとした自動車産業ではない多くの企業が井原の志に賛同し実現した。

プログラム内容は「自由」について英語で議論するというもの。日本語セッションと英語セッションに分かれ、それぞれ議論する相手は、ハーバード大学を首席で卒業した米国人講師や、井原も選ばれている米日財団リーダーシップ・プログラムのメンバーだ。いずれのクラスも議論している内容はとても質が高く、周りで聞いている大人が身を乗り出して参加したがっていたほど内容は濃かった。参加した中高生はものおじすることなく、英語で議論している姿は立派な国際人のようで、日本の将来が楽しみだ。

井原はこのイベントを開催する意義を次のように語った。

「世界で戦うWECには、多国籍の国際レーサー、国際エンジニア、ビジネスマンがいます。日本の子どもたちが、彼らのような世界最高峰で働く一流の人たちと国際語である英語で対話する機会を設けられればと思ってこの教育プログラムを計画しましたが、たくさんの方々の協力により実現できました。日本の未来を担う子どもたちが早いうちからこのような経験をすれば、多様性(ダイバーシティ)が身につき、価値観の違いを認知できたり国際語でのコミュニケーションの楽しさを感じてもらえると思います。今回のイベントがきっかけになって、ひとりでも多くの子どもたちが世界で活躍することを願っています」

井原の所属するオーク・レーシング(OAK RACING)、そして井原の志に共感し、昨年もオファーを快く引き受けてくれたクローン・レーシング(KROHN RACING)で、議論を交わした参加者の小中高校生はもちろん、チームオーナーやエンジニア、レーシングドライバーも終了時間いっぱいまで意見を交わしていた。

10年後、このプログラムをきっかけに日本を代表する人材が世界で活躍する日が楽しみだ。

<井原慶子ダイバーシティプログラム2013>
主催:グローバルリーダー育成スクールInstitution for a Global Society(IGS)
特別協賛:Z会
協賛:富士スピードウェイ、モビリタ、NIKE iD、林建設、協和熱学工業、タナカ塗装、狩野タイル工業、深光園、ベルテック、長坂工芸、薩摩建設、金正木材商会、成電工、宮沢設備工業、三和環境調査事務所、永光建機、多摩タイル、クリーン・ネット・ジャパン、TopNews.JP

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