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グロージャン「タイヤが軟らかめだから、僕たちに有利」

2013年10月22日(火)16:17 pm

ロータスのロマン・グロージャンが、ブッダ・インターナショナル・サーキットで行われるF1第16戦インドGP(10月27日決勝)に向けて意気込みを語った。

Q:日本での走りは見事でしたね。シーズン残り4戦に向けて、今の気持ちは?

グロージャン:クルマの感触がすごくいいんだ。1レースごとに自信が高まっているし、チームにも大満足だ。進歩する必要のある部分を改善するようにさらに努力を続けて、シーズン最後まで、最高の結果を目指していくよ。

Q:日本ではスタートが良かったですね。

グロージャン:スタートは素晴らしかったよ。クラッチが入って、踏み込んだらズドーンさ! レッドブル2台をあんな風に抜けて、本当に最高だったよ。今年特にいい思い出になった。マーク(ウェバー/レッドブル)がミラーに見えたけれど、引き離していけたので、びっくりした。「よーし、行くぞー!」ってコックピットで叫んだよ。1周目を終えた時は、正直、僕の日になるんじゃないかと思った。でも、初優勝だって、きっともうすぐさ……。

Q:レッドブルを抑え切るために、かなりコース幅を使って走っていたのでしょうか?

グロージャン:順位を明け渡していいなんて思うはずないけれど、レースでトップを走ったり表彰台争いをしたりしていると、クルマの幅をすごく広げられるものなんだよ! セバスチャン(ベッテル/レッドブル)は僕よりペースがずっと速かったけれど、マークとのバトルでは、もう少し戦えた。その最中に周回遅れに当たってしまったのは残念だったよ。あれがなければ、もっといい戦いができたと思う。

Q:ブッダ・インターナショナル・サーキットの印象は?

グロージャン:僕は好きだよ。初めてコースへ行ったのは、チームのサードドライバーをしていた時で、初開催の2011年だった。施設にはすごく感心したよ。それからもちろん、去年初めて走った。レイアウトは、コーナーがうまく組み合わされているし、少し高低差もある。高低差はいいものなんだよ。しっかり長いストレートがいくつかあって、最後に広いコーナーがあるから、追い抜きの助けになる。それでも、世界一楽に抜けるというわけじゃないけどね。それから、10・11コーナーのコンビネーションがある。少しトルコの8コーナーに似ていて、コーナーに入ると永遠に続くような気がするんだ。走るのが楽しいコースだね。

Q:インドGPに向けた期待は?

グロージャン:今、僕たちのクルマはすごくいい走りをしているから、今回も強さを見せられると思う。確かに去年は、グリップがなくて、いいマシンセットアップを見つけるのに少し手こずった。だから今度はもっといい走りができるといいね。2012年は、コースに対してタイヤの割り当てがけっこう厳しかったけれど、今年は軟らかめだから、僕たちには有利だし、レースも面白くなると思う。

Q:インドという国についてはどう思いますか?

グロージャン:僕たちが行くいろいろな場所と比べても、また違う経験だね。別の文化を見られるのは素晴らしいよ。

Q:レース以外で興味のあることは?

グロージャン:郷土料理が大好きだから、いつもその土地の料理に興味があるんだ。インドには、興味深い料理やスパイスや素材が本当にたくさんあるよ。

Q:2014年のことは楽しみですか?

グロージャン:今は、2013年残りのレース1つひとつで自分の全力を出し切ることに取り組んでいるよ。それが今は一番いいやり方だと思っているんだ。シーズンが終わったらすぐに少し休んで充電するよ。それから新車の発表に合わせて戻ってきて、テストを始める。来年は、新しいルールがたくさん導入されるから、すごく面白い挑戦になるだろうね。このスポーツに新しい面が加わるんだ。すごくワクワクすることだよね。

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