ロマン・グロージャンのロータス残留が、確実なものとなってきた。
ちょうど1年前のF1日本GPでは、グロージャンと接触したウェバーが「1周目の狂人」と非難していた。だが、今年は違った。
「ほめ殺しをしてもしょうがない」とウェバーはグロージャンについて話した。「だが、今年はとてもいい仕事をしているよ」
ロータスのチーム代表エリック・ブーリエは、グロージャンとの契約延長について、あとは形式的なことだけだとしている。
「役員会で正式な許可をもらう必要があるが、そのうち分かる」とブーリエは話している。
確かにグロージャンはここ数戦、来年フェラーリに移籍するチームメートのキミ・ライコネンを上回るパフォーマンスを見せている。
元F1ドライバーのパトリック・タンベイは、グロージャンが自信をつけていると『RMC Sport(RMCスポール)』に話した。
「来年ライコネンが離脱することが発表されてから、すべてが彼の方に向き始めた」
「また、精神的にも技術的にも支援の重点が移り、新たなレベルに到達できた」とタンベイは分析している。