鈴鹿サーキットで行われたF1第15戦日本GP、マクラーレンのジェンソン・バトンは9位、セルジオ・ペレスは15位だった。
【結果】F1日本GP決勝、優勝者のタイム、2位以下はギャップ、周回数、ピット回数
■ジェンソン・バトン(9位)
「決勝で最初の2スティントはかなり難しかったよ。強いアンダーステアを抱えていたからね。それは僕のせいなんだ。グリッドにつくために走っていたとき、フロント側のダウンフォースが強すぎると感じた。それでウイングのパーツをいくつかはずしたんだ。それが間違いだったよ。そのせいでかなりのアンダーステアとともに、フロントをロックさせ続けることになってしまった。それによってフロントタイヤもだめになってしまったよ」
「3つめの(タイヤ)セットに換えるとき、フロントウイングの設定を変えたんだ。そうしたらバランスがよくなった。最後のほうではクルマはすごく運転しやすくなっていたよ。特に、最後のスティントでオプション(ミディアム)タイヤを履いたときにね。とりわけ、ほかのクルマを2、3台追いつめて追い抜くことができたときにはすごく楽しかったよ」
「終盤には、シケインで外側からポール(ディ・レスタ/フォース・インディア)をうまく追い抜くことができたし、フェリペ(マッサ/フェラーリ)に対しても同じ動きができた。でも、彼は(進路をふさいで)僕を縁石に乗り上げさせてしまった。だから、ストレートで彼を抜いてやったよ」
「そういうわけで、レース終盤は楽しめたけれど、最初が残念だったね」
■セルジオ・ペレス(15位)
「僕たちにとってはすごく不運な午後になってしまった」
「ものすごく運が悪かったよ。今日はいろんなことが僕たちには味方してくれなかった。実際のところ、これ以上悪いことはないんじゃないかって言えるほどだよ」
「ピットレーンではニコ(ニコ・ロズベルグ/メルセデスAMG)との事故が起きてしまったし、何度かピットストップで時間もかかってしまった。そして、その後またニコと接触してしまったんだ。それによってタイヤがパンクしてしまったけど、不幸中の幸いで、それはちょうどピットレーン入り口のところだった」
「こういう困難なレースの後では、僕たちにできるのはこれから先のことに目を向けることしかないね。2週間後にまた一から出直しだ。ニューデリー(インドGP/27日決勝)ではもっと運が向いてくることを願うよ」