キミ・ライコネン(ロータス)は、2014年に新しいレースエンジニアと働くことについて質問を向けられた際、「様子を見よう」と答えるにとどまった。
伝えられるところによれば、フェラーリは、昨年から今年にかけてライコネンを担当しているエンジニアのマーク・スレイドを、来年に向けてロータスから引き抜くことはしない決定を下したようだ。
スレイドは、ライコネンがマクラーレンに在籍していたときにも共に働いており、両者は強い信頼関係で結ばれている。事実、ライコネンが2012年にロータスからF1復帰を決めたときにも、それまでメルセデスAMGでミハエル・シューマッハを担当していたスレイドをライコネンが呼び寄せていたものだ。
だが、イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』は、フェラーリではスレイドではなく、チーム内からイタリア人エンジニアを抜てきし、ライコネンを担当させるつもりだと報じた。
フェラーリ在籍時の2007年にF1タイトルを獲得したときは、エンジニアのクリス・ダイヤーとチームを組んでいたライコネンは次のように語った。
「僕はマーク(スレイド)と一緒に働くことを楽しんできた。でも、フェラーリのみんなと働くのも楽しいよ」
ライコネンはさらに、鈴鹿において母国フィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙のヘイキ・クルタ記者にも次のように語った。
「ロータスではマークと一緒にやることが重要だった。彼はすでにロータスで働いたことがあったし、それによって僕もやりやすかった」
「いい2シーズンを過ごしてきたけれど、来年はどうなるか様子をみよう」