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ベッテルが強くて退屈だろうが「関係ない」とスーティル

2013年10月13日(日)12:26 pm

圧倒的な強さを見せるセバスチャン・ベッテル(レッドブル)に対し、最近ブーイングや、レースが退屈だとの非難が投げかけられている。だが、同じくドイツ人ドライバーであるエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)がベッテルを擁護する発言を行った。

スーティルは鈴鹿において、ドイツの放送局『Sky(スカイ)』へ次のように語った。

「最強の者が勝つんだ」

「その時代に最強の者が勝つ。それが現実なのさ」

スーティルは、ベッテルがあまりに強すぎるためにF1を退屈なものにしているとの指摘に対し、そう答えることでベッテルを擁護しようとしていた。

ベッテルは、スパ(ベルギーGP/第11戦)、モンツァ(イタリアGP/第12戦)、そしてシンガポール(シンガポールGP/第13戦)と連勝。だが、いずれのレースでも表彰台に立ったベッテルにはブーイングが浴びせられた。

ベッテルは、自分に人気がないことについてチームと話し合いの機会を持ったことがある、と11日(金)に明らかにした。エンジニアのギヨーム・ロックリンは最近ラジオで、批判の的にもなっている「指」を見せるポーズよりも、「ウエーブ」をやってみせたほうがいいのではないかという意見も聞いていたという。

「指でいく!」とベッテルはそのとき断固として答えたようだ。ベッテルはさらに、イギリスの放送局『Sky(スカイ)』に対し次のように続けた。

「何らかの理由で気分を害していると思われる何人かの人たちと、ちょっとだけ話をする機会があったよ。でも、自分は自分自身だし、それに忠実(ちゅうじつ)でいるってことが、一番大切だと思うんだ」

一方、スーティルは、ベッテルがあまりに成功しすぎたために自分自身を弁明しなくてはならないとすれば、それはばかげた話だと次のように語った。

「これはスポーツなんだよ。少なくとも僕はスポーツだと思っている」

「これはショーじゃないんだ。そうじゃなければ、僕たちはプロレスラーみたいなものだし、今日はお前の勝ち、次は俺(おれ)だ、って言うようなことになってしまうよ」

「彼(ベッテル)が最高であり続ける限り、彼は勝利するんだ。退屈だろうがなかろうが、そんなのは関係ないよ。もっと敬意を払うべきだね」とスーティルは結んだ。

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