F1韓国GP(6日実施)でクラッシュしたのち、マシンが炎上したマーク・ウェバー(レッドブル)は、今週末開催されるF1日本GP(13日決勝)に新シャシーで臨むことになりそうだ。
2014年からWEC(世界耐久選手権)へ転向するウェバーのF1キャリアも残すところあと5戦となった。先日の韓国GPでは、クラッシュ後にコース脇でクルマが激しく炎上したが、恐怖は感じなかったと話している。
「オーストラリアでは、森林火災に慣れているからね。ノープロブレムさ」とドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に笑顔で語った。
早く火を消すようウェバーがマーシャルたちを急(せ)かすようなそぶりは特に見受けられなかったと指摘する者もいたが、「クルマに搭載されている消化用ボタンを押したけど、作動しなかった。マーシャルたちは英語が話せなかったし、僕にいったい何ができたっていうのさ?」とウェバーは説明している。
「自分で吹き消せるはずもないし」
『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、ウェバーが別のシャシーで鈴鹿を走ることになるだろうと伝えている。
エンジンとギアボックスは無事だったものの、シャシーは炎によるダメージより、スーティル(エイドリアン・スーティル/フォース・インディア)との接触で受けた損傷の方が深刻だったとウェバーは明かした。