ピレリは、2014年F1タイヤのテストをローマ近郊のバレルンガで実施することを決定した。
ピレリは、オースティンでマクラーレンの2011年型車を使ったタイヤテストを計画していたが、複数のチームがこれに反対したため、スペインのアラゴンが代替会場になると見られていた。
しかし、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は10日(木)、ピレリがバレルンガをテスト会場に選び、ほかのチームにも参加を呼びかけていると報じた。
また、新たなテスト日程も、ちょうどF1アブダビGP(11月3日決勝)とF1アメリカGP(11月17日決勝)のあいだにあたる11月11日(月)と12日(火)に決定した。
マクラーレンは、バレルンガで行われる今回のテストに、テストドライバーのオリバー・ ターベイと、来季のフォース・インディアのレースドライバー候補にも挙げられている注目の若手ドライバー、ケビン・マグヌッセンの2人を起用するものとみられている。
マクラーレンは、現在もフォース・インディアと提携を結んでおり、2014年も提携を継続したいフォース・インディアが、その「見返り」としてマグヌッセンを来季のドライバーに起用するのではないかとの見方が強まっている。
しかし、マクラーレンのチーム代表を務めるマーティン・ウィットマーシュは、「彼ら(フォース・インディア)は、(提携を)延長したがっているが、私たちはまだ同意に至っていない」と『The National(ナショナル)』に語った。
「しかしこれと同時に、私は見返りなんて求めていない。何とかして方法を見つけるつもりだ」と締めくくっている。