ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が9日(水)に報じたところによれば、パストール・マルドナード(ウィリアムズ)がウィリアムズとは長期契約を交わしているものの、フェラーリへの移籍が決まっているキミ・ライコネンのシート獲得を目指してロータスに接触したという。
マルドナードは、母国のベネズエラ国営石油会社(PDVSA)から巨額のスポンサーマネーをウィリアムズに持ち込んでいるが、その忍耐もここへきて限界を超えたと伝えられている。
それは、明らかにマルドナードがもっと速いクルマを切望しているためだ。だが、ドイツ人記者のミハエル・シュミットは、ウィリアムズは実際のところ「心配する必要はない」とし、次のように続けた。
「南米にいるマルドナードのスポンサーたちとの契約は水も漏らさぬものだ」
シュミットによれば、ウィリアムズは最近ロンドンの一流弁護士によって契約の再チェックを行ったという。
さらにシュミットは、およそ3,500万ユーロ(約46億円)相当の金額を毎年ウィリアムズに支払うというPDVSAの契約が、2015年まで継続されることになっていると付け加えた。
それにもかかわらず、マルドナードは次のように語っている。
「今年はここにいるよ。来年はどこにいるかは分からないね」