韓国インターナショナル・サーキットで行われたF1第14戦韓国GP、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンは5位、ニコ・ロズベルグは7位だった。
【結果】F1韓国GP決勝、優勝者のタイム、2位以下はギャップ、周回数、ピット回数
■ルイス・ハミルトン(5位)
「僕たちにとって良い日ではなかった。チームとして、もっと良い結果を手にできたんじゃないかって感じている。スタートでグロージャン(ロマン・グロージャン/ロータス)に前へ出られたあと、追い抜くスペースがまったくなかったし、加速では終始ほかのクルマに負けている感じだった」
「プライムタイヤ(ミディアム)で第2スティントを走っていたとき、何の前触れもなく、右フロントタイヤが突然終わった。そうなると、タイヤの温度が下がり始め、アンダーステアが起き、ブレーキングではタイヤをロックしてしまう。だからあの時はペースを維持するのがとても大変だった。今日のレースで1番難しいところだったね。そんな状態だったけど、最後のピットストップを行うまで、目標にしていた周回数をこなさなければならなかった」
「セーフティカーの後、加速でザウバー(ニコ・ヒュルケンベルグ)にかなわなかった。僕たちのクルマは第2セクターでとても力強かったけど、ザウバーの前へ出られるほどの直線スピードはなかった。フェルナンド(アロンソ/フェラーリ)と良いバトルができたけど、5番手、6番手争いじゃあまり燃えないね。今日はチームにとって、たまたまよい日ではなかったけど、鈴鹿(第15戦F1日本GP/13日決勝)で巻き返しを図るチャンスがある」
■ニコ・ロズベルグ(7位)
「今回も僕にとって厳しいレースだった。フロントウイングに起きたトラブルにはびっくりだったよ。あのとき、僕は表彰台を目指してコース上を走っていたんだ。ルイス(ハミルトン/チームメート)を追い抜いた2秒後、フロントウイングがいきなり壊れた。本当に恐ろしかったよ。危険な状況にだってなり得たからね。でも、エンジニアに無線で大丈夫だって言われ、急いでピットへ戻ることができた」
「今日は本当に残念だったよ。クルマの感触はとても良かったし、良いバランスも見つけられた。それに今週末、クルマから最大限に力を引き出す方法をやっとつかんだ矢先だった。僕にとってここまで浮き沈みの激しいシーズンになっているけど、1週間後にまたレースがあるのは良いことだね。僕たちのクルマにはかなりの競争力があるし、表彰台に上がったクルマと比較しても僕のペースは良かった。だから、次のレースが楽しみだね」