F1韓国GPのパドックにとどろく、レッドブルのトラクション・コントロール違反疑惑。メルセデスAMGで非常勤会長のニキ・ラウダも、RB9の合法性に確信が持てないでいる。
逆にフェラーリのフェルナンド・アロンソは3日(木)、レッドブルが規則に違反しているとは思わないとコメント。
フェラーリのスポークスマンは、スペイン『Marca(マルカ)』紙に、こう語っている。「人々は自分の目と耳で確かめもしないでいろいろなことをいっている」
「フェラーリが抗議することはない」ばかりか、同紙の通信員マルコ・カンセコによると、FIA(国際自動車連盟)に確認さえ求めないという。
だが、レッドブルの「システム」について『Osterreich(エステルライヒ)』紙に意見を求められたラウダは、不思議そうに次のように語る。
「レッドブルはシンガポールGPの前にソフトウエアのテストを行っていた。(なぜ知っているかというと)、彼らは、ソフトに変更が必要になったとFIAがいっていたからだ」
「ソフトを変更したらすべてが機能したように見えるのは、私だけだろうか?」と、ラウダは語る。
レッドブルの合法性に確信が持てない口ぶりだと指摘されたラウダは、こう切り返した。「根拠もなしに推測ばかりしていてもしょうがない」