NEXT...F1開催スケジュール

2014年のレース数削減を望むF1チーム

2013年10月05日(土)11:12 am

4日(金)にF1チームたちが、これまでにない22レースが予定されている2014年シーズンに向けて懸念を抱いていることを認めた。

2014年のカレンダーにおいては、ニュージャージー、メキシコ、そして韓国の3レースはまだ暫定とされている。さらに、チームとF1最高権威者であるバーニー・エクレストンとの間に取り交わされている現在の契約においては、年間20レースという枠が設けられている。

事実、エクレストンも、レース数は減ると考えていると発言しており、レッドブル代表のクリスチャン・ホーナーもそれを歓迎する発言を韓国で行った。

「我々は全員が22レースは限界を超えるものだと認識していると思っているよ」とホーナーは述べた。

実際のところ、2014年のカレンダーには、バーレーンにおける冬のテスト実施、さらにシーズン中のテスト復活に加え、モナコ、ニュージャージー、カナダは3週連続でのレース開催となるという、これまでにもほとんど例のないスケジュールが組まれている。フェラーリのスポーティングディレクターであるマッシモ・リボラは、これについて「不可能だ」と語ったほどだ。

「本当のカレンダーが出てくるまで様子をみよう。それからなんとかするよ」とホーナーは続けた。

そのホーナーは、転戦によりさらに作業量が増加しつつある中、年間20レースが「ピーク」だという意見に同意している。

一方、マクラーレンのチーム代表であるマーティン・ウィットマーシュは、ニュージャージーがカレンダーから落ちるレースのひとつになると見ている。それはマンハッタンの街並みを背景として行われる予定の市街地レース開催に関して「それほど進展が見られない」ためだという。

また、韓国GPの主催者が、2014年のレース開催の可能性は「五分五分」だと表現する一方、メキシコは老朽化したサーキットを大幅に改修する時間に追われている。そのサーキットで最後にF1が開催されたのは1992年だった。

フォース・インディアのスポーティングディレクターであるアンディ・スティーブンソンは次のように述べた。

「カレンダーが正式に承認されるのを待つよ。どのように取り組むことになるのかはっきりと理解できるまでは、そのために人員や資金を用意するわけにはいかないからね」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック