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ザウバー、シロトキンとグティエレスのコンビか

2013年10月03日(木)10:13 am

ザウバーのチーム代表であるモニシャ・カルテンボーンが、2014年にふたりの若いドライバーを起用することを恐れたりはしないと主張している。

財政的苦境に立たされているザウバーでは、評価の高いドライバーであるニコ・ヒュルケンベルグがマクラーレンやロータス、あるいは古巣フォース・インディアへの移籍を希望しており、残留させることをほぼあきらめざるを得ない状況となっている。

ザウバーは、チーム存続のためにロシアの企業団と契約を結んだが、その契約の一環として送り込まれてきた18歳のロシア人ドライバー、セルゲイ・シロトキンがF1ドライバーに必要なスーパーライセンスの発給を受けることさえできれば、ヒュルケンベルグの後釜にすえることになる。

しかし、これに関して疑問の声をあげる者もいる。そうなった場合にシロトキンのチームメートとなるのは現在ザウバーでドライバーを務めるエステバン・グティエレスとなるが、グティエレスもやはりまだ22歳の新人にすぎず、今季も思うような成績が残せないでいるからだ。

これに関し、元F1ドライバーのビタリー・ペトロフが今週、次のように語った。

「ヒュルケンベルグは去るだろうね。そして彼ら(ザウバー)はグティエレスには満足していないよ」

だが、シロトキンは、ロシアの『Championat(カンピオナ)』に対し、ペトロフの発言は間違っていると次のように語った。

「僕が知る限り、チーム内では彼(グティエレス)に対してとても満足しているよ」

しかし、そのシロトキンも、2014年にはもっと経験豊かなチームメートとやりたいかと尋ねられると「分からないな」と答え、次のように続けた。

「実際、あまり期待していなかった者がすごくうまくやることもよくあることだし、大物だと見られている者がそれほどの活躍をみせないこともあるからね」

「どういう状況にも対応する準備はできているよ。自分がやるべき仕事は分かっているからね」

カルテンボーンは、ザウバーでは誰がシロトキンのチームメートになるかについてはまだ決めていないものの、その決定に向けては偏見を持たずに臨みたいと次のように語った。

「私たちのチームの歴史を見れば、しばしば若くてあまり経験のない若手ふたりを起用しています。そしてそれが私たちにとって最高のシーズンをもたらしたこともたびたびありました」

「特定の資質を持ち合わせたドライバーを組み合わせるのは常にいいことです。ですが、私たちのチームには若手ドライバーたちと共に働いてきた非常に大きな経験があるんです」

具体的に、シロトキンとグティエレスのラインアップでもうまくいくと思うかと尋ねられたカルテンボーンは次のように主張した。

「私たちにはそのことを心配する理由は何もありません。(答えは)イエスです」

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