メルセデスのモータースポーツ責任者トト・ヴォルフは、フェリペ・マッサ(フェラーリ)が2014年のDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)参戦を視野に入れていることを認めた。
来年からフェラーリに加入するキミ・ライコネン(ロータス)と入れ替わりでロータス入りを狙うマッサ。しかし最近になってブラジル紙『O Estado de S.Paulo(オ・エスタード・ジ・サンパウロ)』の取材に対し、次のように語ってDTMに興味があることを明かしていた。
「僕は耐久レースというものがあまり好きではないけれど、DTMならやれると思うんだ」
また、先週末のF1シンガポールGP予選でチームメートのフェルナンド・アロンソより1つ前の6番手につけたマッサの走りを目にしたヴォルフは、マッサがメルセデスからDTMに参戦する可能性があるとも述べている。
ドイツ紙『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に対して、ヴォルフは「今回の予選からも明らかなように、フェリペのようなドライバーはDTMやそのほかのありとあらゆるレースでも通用するだろう」と語った上で、「彼が本当に面白いドライバーであることは間違いない」と断言した。