ホンダは、アフリカ西部の最大市場であるナイジェリアに四輪車および部品を輸入・販売する現地法人「ホンダオートモービル・ウエスタンアフリカ(以下、HAWA)」を設立。今月から業務を開始すると発表した。
HAWAは、ホンダの四輪事業にとっては南アフリカに次いでアフリカで2番目に設立した現地法人となる。今月の業務開始に伴い、「シティ」をタイから、「シビック」、「アコード」、「CR-V」などを米国から輸入し、販売する。ホンダは、ナイジェリアへの製品の投入・販売のみならず、アフターサービスの領域でもユーザーに満足を提供できるよう重点的に強化してゆくとした。
ホンダでは、「小さく生んで大きく育てる」という考えのもと、ナイジェリアではすでに二輪車の生産および販売を行う現地法人を設立し、二輪事業の拡大を図ってきていた。今回のHAWA設立は、アフリカ最大の人口を誇り、さらなる成長が期待できるナイジェリアにおいて四輪事業も拡大することを目的としたもの。ホンダのナイジェリアにおける2012年の四輪車販売実績は約2,500台だが、2013年は3,000台以上を見込むとともに、2014年には4,000台を目指す。
<ホンダオートモービル・ウエスタンアフリカ・リミテッドの概要>
設立:2013年4月
資本金:18.5億ナイジェリアナイラ(約11億3,000万円)
出資比率:本田技研工業株式会社100%
所在地:ナイジェリア、ラゴス市ヴィクトリアアイランド
事業内容:ホンダ四輪車・部品の輸入販売