バレンシア市長がF1ヨーロッパGP開催を救えたかもしれない提案を却下していたことが明らかになった。
財政難からスペインの港町バレンシアを舞台とする市街地レースの存続がもはや不可能であると判明したとき、バレンシア自治州のアルベルト・ファブラ首相は、バレンシア市長リタ・バーベラにある提案を行った。バーベラ市長は、その時の様子を『El Pais(パイス)』紙に対し、次のように説明している。
「彼は関与する可能性を口にしていたけど、彼が話していたのは、チェステ(にあるバレンシア・サーキット)についてだった」
さらに、「バレンシアの予算は、バレンシア市民のためのものだわ」と強調した。
チェステはバレンシアから26キロに位置し、常設のバレンシア・サーキットは、モトGPのレースを開催するほか、F1のテストを行うサーキットとしても有名である。