ケータハム、チームオーナーがやってくる／F1シンガポールGPプレビューまとめ
ケータハムのシャルル・ピックとギド・ヴァン・デル・ガルデが、マリーナ・ベイ・ストリート・サーキットで行われるF1第13戦シンガポールGP（9月22日決勝）に向けて意気込みを語った。
シャルル・ピック
「2013年シーズンのヨーロッパラウンドは終わり。これからはシンガポールを皮切りにまた遠征レースが始まるね。シンガポールでのレースは最高だよ、街も素晴らしいしナイトレースっていうのはユニークな体験だよ。シンガポールで走るのは去年が初めてだったけど、16位でいいレースができた。もちろん今回はもっといい順位で完走したいよ。でも、どうなってもいい週になることは間違いないよ！」
「今ひとつだけ分かっていることは、とても忙しくなるってことさ！ （チームオーナーの）トニー・フェルナンデスもシンガポールにやってくるし、コース外ではスポンサーやチームが協賛するイベントがいくつも催されているんだ、だからお祭り騒ぎから一歩身を引いて週末のレースでいい結果を出すために集中する時間を作ることが今週一番のチャレンジだね」
「みんながシンガポールは暑いし湿気がキツいっていうけど、僕にとってはそれほど問題じゃないんだ。暑いのは好きなんだよ、フランスだって結構暑くなるしね、シンガポールみたいに湿気があるわけじゃないけど、シンガポールみたいな過酷なレースのために冬からトレーニングを積んでいるんだし、レースまでの1週間で身体とメンタルの準備をしているのさ。ヨーロッパで行われるレースよりも早く現地入りしてまず暑さに慣れるつもりだよ、そうすれば水分の補給がだんだんと多くなっていってレース開始時には5、6リッターの水分を摂取しているようになるんだ。これは最大限の力を発揮するためのコツなんだ。水分が満たされているという事はマシンの中で100%集中できるということだからね。シンガポールみたいにテクニカルなコースではとても重要な事なんだ」
ギド・ヴァン・デル・ガルデ
「シンガポールには良い思い出がいっぱいあるんだ、2012年に完走した時はGP2のスプリントレースに勝利して、ケータハムレーシングの順位を押し上げてシーズンを終えることができたからね。すべてはF1への準備の一部だったわけだけど、あのシンガポールでの経験を携えて今度はF1マシンでレースをするのが楽しみだよ！」
「とても忙しい週になるという事はチームからもう聞いているよ。スポンサーイベントがたくさんあるし、（チームオーナーの）トニー・フェルナンデスが新しいケータハムのクルマを週末に発表するからね、それに彼が東南アジアのサーキットにいる時は、いつも周りが騒がしくなるんだ。だから、僕らが訪れるこの1週間は1年で最高の1週間なんじゃないかな」
「サーキットでは大きなチャレンジが待ち受けているよ、僕自身とマシン、それからチーム全体にね。もちろん僕は暑さに適応できるようにトレーニングを積んでいるけど、チームのみんなも水分を十分補給することと睡眠パターンをヨーロッパ時間のまま崩さないことで時差ボケを防ごうとしているんだ。サーキットはどちらかというとモナコみたいに僕らに向いている方じゃないかな。普段は公道のサーキットで攻めまくれるだけの自信が必要なんだ。でもモナコで見せた通り、その手のチャレンジは僕らが得意とするところなのさ！」
