フォーミュラ・ルノー2.0アルプス第6ラウンドが、F1テストも行われるムジェロで開催され、ユーロノバから参戦する笹原右京が前ラウンドに続く連続入賞を果たした。
フリー走行では総合5番手のタイムを記録していた笹原。しかし、グループAに振り分けられた予選ではグループ8番手のタイムに。この結果、15番手からレース1をスタートすることになった。
レース1では、スタートで1コーナーまでに3台を抜き去ると、1コーナーでさらに1台、3コーナーで2台を抜き、9番手に浮上した。その後、レースはこう着状態となり、9位のままレース1を終えた。
レース2も15番グリッドからスタートした笹原。2コーナーまでに4台を抜き、1周目終了時に11番手へ浮上すると、3周目には前方の2台が接触して9番手へ、15周目にも1台を抜いて8番手まで順位を上げた。その後、自己ベストを更新しながら7番手のドライバーを追った笹原だが、惜しくも届かず8位ゴールとなった。
最終ラウンドは 10月5日から6日にイタリア・イモラで開催される。
■笹原右京のコメント
「公式合同テスト3回目は、それまでいまひとつだったクルマも、ダンパーの調整やタイヤの空気圧調整などですごく良くなりました。僕自身もハンドルの切り方やコーナー入り口でのブレーキングを工夫した結果、好タイムにつながりました。しかし、公式合同テスト3 回目で見つけたクルマのセットアップから何ら変更していないにもかかわらず、コース攻略のポイントとなるアラビアータというコース半ばの高速複合右コーナーを予選はアクセル全開で抜けられなくなりました」
「決勝レース1では、スタートでエンジンストール気味になりましたが、普段のレースでは手を触れることがないハンドクラッチを使い、エンジン回転を一気に取り戻しました。足でクラッチを操作するよりも速いはずという、とっさの判断がうまく行きました。レースは非常に苦しみ、ストレートで前にはついて行けないし後ろからは迫られるし、最後まで一瞬も気が抜けませんでした。9位には満足していませんが、最低限の目標は達成できました」
「決勝レース2では、早めに9番手へ上がりましたが前を走るドライバーのペースが遅く、後ろからも攻め立てられて厳しい戦いを強いられました。レース終盤に第1コーナーのブレーキで駆け引きに勝ち、8番手へ順位を上げました。最後は上位を上回るハイペースで、しかも自己ベストを記録しながら追いかけましたが、残念ながら周回数が足りませんでした。残すは1大会となりましたが、引き続きご支援とご声援をよろしくお願い申し上げます!」
【結果】フォーミュラ・ルノー2.0アルプス第6戦ムジェロ レース1
【結果】フォーミュラ・ルノー2.0アルプス第6戦ムジェロ レース2