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アロンソ&ライコネンは危険な組合わせか

2013年09月11日(水)11:46 am

いまF1界は、かたずをのんでフェラーリの発表を待っている。

イタリア『Autosprint(オートスプリント)』誌のアルベルト・アントニーニ記者は、「決まった」といい切る。

「キミ・ライコネン(現ロータス)は、もう契約したも同然だ」

ほんとうに実現したら、これはとんでもないニュースだ。フェルナンド・アロンソとライコネンのF1世界タイトル経験者ふたりは、事実上F1最強コンビである。

レッドブルのアドバイザー、ヘルムート・マルコ博士は、次のようにドイツ『Bild(ビルト)』紙に話す。「彼らが機能すれば、我々にとって、コンストラクターズ選手権でより大きな脅威となる」

「あるいは、共食いする可能性もあるね。いずれ分かることだが」と、マルコ。

以前からアロンソは、現チームメートのフェリペ・マッサ続投を大っぴらに強い調子で望んでいたが、マッサ本人は日本時間で11日(水)未明、フェラーリ離脱を発表した。

「僕は、フェリペに対してとても大きな敬意を抱いている」というアロンソのコメントを伝えるのは、ブラジル『O Globo(グローボ)』紙だ。「彼はとことんプロフェッショナルだよ。レースの週末だけでなく、シミュレーターも真剣にこなす男だ」

「もしチームが彼の存続を決めてくれたら、僕はうれしい」と語るアロンソの望みはかなわなかった。

マッサの離脱が決まったいま、ナンバー1の待遇を希望しているとみられるアロンソがフェラーリを離脱する可能性も高まる。レッドブルがドライバーを発表する前には、レッドブル移籍もうわさされており、今ではマクラーレンあるいはロータスへの電撃移籍もうわさされている。

「率直にいおう。我々にもいくつか計画はある」と話すのは、ロータス代表のエリック・ブーリエ。ライコネンを失う危険性を目の前にすれば、それも当然だ。

「フェラーリの空席が埋まれば、次に狙われるのはウチのシートだ。様子を見るぐらいの余裕はあるよ」

仮にライコネンがロータスを去ったら、替わりとなるドライバーの最有力候補はドイツ人のニコ・ヒュルケンベルグ(現ザウバー)だ。先日のF1第12戦イタリアGPでも活躍が光っていた。

だが、ベテランのマッサも有力である。

「あらゆる選択肢を視野に入れておくことが重要だ」とマッサは語っていた。

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