1997年のF1王者ジャック・ビルヌーブは、マーク・ウェバー(レッドブル)の後任ドライバーに姉妹チームのトロロッソからダニエル・リカルドを選んだレッドブルの決定を評価している。
ビルヌーブは以前、ベッテルに批判的だったが、「今シーズンのベッテルの成長には、目を見張るものがある。彼はとても速いが、もうミスを犯したりはしないし、取り乱すこともない。彼は今回、キャリアの中で最も大きな成長を遂げた」とモンツァで語った。
「レッドブルは、平穏を乱すドライバーと契約しただろうか? 政治的に言えば、ダニエルはウェバーよりも扱いやすいだろう」と『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』にビルヌーブは述べている。
「ダニエルがプレッシャーに耐えうる、強じんな精神の持ち主か? それは来年になってみないと分からないね。果たして、そのときも笑顔を見せているか、それは見てのお楽しみさ」
「でも、レッドブルが独自の育成ドライバーを抜てきしたのは良いことだと思う。ほかのチームも若手ドライバーを後押ししているけれど、実際には話題にするだけだからね」とビルヌーブは付け加えた。