モンツァ・サーキットで行われたF1第12戦イタリアGP、マクラーレンのジェンソン・バトンは初日9番手、セルジオ・ペレスは初日10番手だった。
【結果】F1第12戦イタリアGPフリー走行2回目、各ドライバーのタイム、タイム差など
■ジェンソン・バトン(フリー走行1回目7番手/フリー走行2回目9番手)
「こういう高速サーキットを周回するのはいつも楽しいよ。それほど速さは感じないし、ここで走らせる極端にダウンフォースを減らしたセットアップに慣れることのほうが重要だね」
「フリー走行1回目の初めのころ、DRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)が開きっぱなしになってしまった。モンツァは低ダウンフォースのサーキットだから、僕たちはここではまったく違うDRSシステムを使っている。シュラウドと呼ばれるカバーの中で機械が開いたまま止まってしまったんだ。それはミスによるものだったんだけど、ガレージのみんながすぐに修理してくれたよ」
「その問題はあったものの、実際にはフリー走行1回目のほうがフリー走行2回目よりはよかったよ。2回目ではあまり競争力を発揮できなかった。それでもクルマのスピードは少しだけど速くなっているし、もっとそれを引き出せるよう期待している。Q3に進めたらいいね」
「今日は2つのセッションの間にかなりの変更を加えたんだ。そして、僕たちはどれがうまくいってどれがだめだったか分かっていると思う。だから、クルマを理解するという観点からは、前向きな日だったよ」
「僕たちよりわずかの差で前にいるクルマがたくさんあるけれど、すごく接近している。だから、今夜は可能な限り頑張って作業をするよ。そうは言っても、予選よりは決勝のほうがずっと大事だってことも分かっているけどね」
■セルジオ・ペレス(フリー走行1回目6番手/フリー走行2回目10番手)
「今日はどちらのセッションでもとても有益なプログラムを完了することができた。実際、今日は予定していた作業をすべてやり遂げたし、それはすごく前向きなことだ。モンツァではいつものことだけど、さまざまなダウンフォース・レベルを試したよ。ここでうまくやるにはそれが重要なことだからね。でも、ここでどれを採用するのかを決めるのはとても難しいんだ」
「当然ながら、日曜(決勝)に向けて正しい決定をする必要がある。実際、ジェンソン(バトン/チームメート)が言ったように、僕は明日の予選はいつもに比べてそれほど重要だとは思っていないんだ。僕たちにとってカギとなるのは、日曜日にむけていいセットアップを施し、いい戦略を立てることだよ」
「だから、要するに、僕たちは日曜日のことを考えるために多くの時間を割くことになるし、明日(予選)のことはそれほど考えないよ。Q3に進むこともそれほど意識はしていないんだ。僕たちの一番の目標は日曜日にすべてのことをどれだけうまくやれるかということだからね」