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F1第12戦イタリアGPフリー走行3回目、詳細レポート

2013年09月07日(土)19:23 pm

2013年F1第12戦イタリアGPが9月7日(土)、モンツァ・サーキット(1周/5.793km)で2日目を迎え、現地時間11時(日本時間18時)から行われたフリー走行3回目(FP3)で、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がトップになった。

【結果】F1第12戦イタリアGPフリー走行3回目、各ドライバーのタイム、タイム差など

6日(金)のフリー走行でキミ・ライコネンにロング・ホイールベース仕様の新型を試させたロータスだが、安全策をとって、本日以降の使用を見送った。また、同じ日のFP1終了時、スタート練習を行おうとしたフェリペ・マッサ(フェラーリ)は、規定の白線を越えてマシンを停車。さらに、その時点でピットロード終端の信号は赤が点滅しており、チーム側でマッサへの指令が遅すぎたとして、審査委員会はフェラーリに制裁金10,000ユーロ(約131万円)を課した。

セッション開始時の天候は晴れ。気温28℃。路面温度は35℃。日本時間18時、FP3スタート。各車はインストレーション・ラップへと向かう。使用タイヤはいずれもハード(プライム)だ。

開始2分、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がコース上へ。マーク・ウェバー(レッドブル)は、ピットロード終わりでスタート練習を行ってからコースイン。ウェバーのマシンは、フロー・ビズと呼ばれる蛍光塗料をぬって気流の流れを確認する作業を行っている。初日の走行を受けて行った変更の効果を確かめるためだ。

序盤をリードするのはセルジオ・ペレス(マクラーレン)、ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)、エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)といったところ。いずれも1分26秒台を計測している。

開始15分、キミ・ライコネン(ロータス)が1分25秒871でトップ。前述したとおり、ライコネンのマシンは従来の仕様だ。ライコネンを上回ったのは1分25秒842のエステバン・グティエレス(ザウバー)。すぐにジャン-エリック・ベルニュ(トロロッソ)が1分25秒551でその座を奪えば、ライコネンが1分25秒514を出して再度、トップタイム。

開始22分、セバスチャン・ベッテル1分24秒947、ウェバー1分25秒348でレッドブルの1-2を形成。メルセデスAMG、マクラーレンといったところは盛んにシケインを不通過、ブレーキングが安定しない。1分27秒822で18番手に沈んでいるニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、ピットでマシンの調整に入ってしまった。ギアボックスが過熱したという。

開始27分、フェリペ・マッサ(フェラーリ)とフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が編隊走行でトウ(スリップストリーム)の使い合い。午後の予選に向けた予行演習だ。マッサのトウを得たアロンソ、1分25秒458で4番手。マッサは1分25秒702で10番手。次の周、アロンソは1分25秒151に伸ばし、2番手まで浮上した。

残り26分、ディ・レスタがフロント部分からバリアに突っ込んでいる。場所はパラボリカ。入り口でリアが姿勢を乱し、カウンターを当てるもマシンがいうことを聞かず、そのままコースアウトした模様だ。ディ・レスタは無線で「何が壊れたの?!」とピットに呼びかけ。どうやらアクシデント直前、マシンの異常を感知していた模様だ。

残り23分、ベッテルが1分24秒736、さらに1分24秒561でトップタイム更新。トップのベッテルのみが1分24秒台。2番手アロンソ、3番手ウェバー、4番手バトン、5番手ハミルトン、6番手パストール・マルドナード(ウィリアムズ)、7番手ライコネン、8番手ベルニュ、9番手バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)、10番手マッサと1分25秒台が続く。

ロズベルグのマシンは、依然としてピットでギアボックスを検証中。交換ということにでもなれば、ペナルティーの対象となる。残り12分、全車がピットで次の走行の準備。これからミディアム(オプション)を履いて、予選ランのシミュレーションに入るのだ。

残り7分、各車が最後の走行に出て行った。フロントに熱を入れようと、誰もがストレートでクルマを左右に振る。残り5分、アロンソ、1分24秒714で2番手を取り返す。ベッテル、1分24秒478でタイム更新。ウェバーは1分24秒867で3番手のまま。

残り2分足らず、ベッテルが1分24秒360で依然トップ。対するアロンソは1分24秒643で2番手キープ。

日本時間19時、チェッカーが振られる。ウェバー1分24秒677で3番手。ハミルトン1分24秒712で4番手。ペレスが1分24秒864で5番手。ダニエル・リカルド(トロロッソ)、1分24秒956から1分24秒865と立て続けにタイムを上げて6番手。マッサ1分24秒995で7番手。8番手は1分25秒103でバトン。9番手1分25秒116でマルドナード。10番手は1分25秒120でライコネンだった。

ベッテル以外、タイムはきん差。予選はどう転んでもおかしくない。この後、日本時間21時から始まる。

【写真】F1イタリアGP土曜日(全30枚)

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