ダニエル・リカルド(トロロッソ)が、レッドブルの2014年型車が自身にとってはかなり窮屈だったという報道内容を認めている。
今シーズン限りでF1を引退する同じくオーストラリア出身のマーク・ウェバーの後任として、レッドブルに昇格することになると考えられているリカルド。レッドブルの2014年型車となるRB10でシート合わせを行ったものの、そこで困ったことが起こったと8月29日(木)に報じられていた。
レッドブルの最高技術責任者であり、天才と称されるF1カー設計者でもあるエイドリアン・ニューイは、かなり窮屈なクルマを設計することでも知られている。そして、ヨーロッパの各メディアはリカルドのヒップサイズがウェバーやセバスチャン・ベッテルよりも大きいようだと報じている。
24歳のリカルドは、この件について『Telegraph(テレグラフ)』へ次のように語った。
「正確に言えばお尻じゃないんだけどね」
「トロロッソと契約したときでさえ、何度かシート合わせを行う必要があったし、チームもコックピットの特定の部分を少し広げるために正確な寸法取りを行ったんだ。だから、直接カーボンファイバーの上に座らずに済んでいるよ」
「僕にできることはほとんどないんだ。もしかなりのダイエットをしたとしても、骨盤の大きさは変わらないからね」
だがリカルドは、自分のヒップサイズが現在のF1における最強チームであるレッドブルへの移籍という夢を妨げることはないと主張している。
「そんなことはないよ」と笑顔で語ったリカルドは、次のように続けた。
「必要なら自分のお尻を削るよ。失血で死んでしまうかもしれないけれど、そうするだけの価値はあるね!」
ウェバーが最近、すでにリカルドが2014年にはレッドブルに移籍することが決まっている、と秘密を漏らすような発言をしていたが、リカルド本人はこのことを認めようとはしなかった。だが、少なくとも、それが正しいことを示唆するような発言を始めている。
「えっと、そうだね、今はっきり言えるのは、先週モナコに引っ越したってことかな。そんなところだよ」、とこれまで5年間イギリスに居を構えていたリカルドは語った。
タックス・ヘイブンとして知られるモナコへ移住するということは、リカルドの収入が大幅に増えることになるという明らかな兆しだ。
それでも、リカルドは明確なことは何も認めようとはしなかった。リカルドは次のように締めくくった。
「きちんと決まるまでは、あまり期待しすぎないようにするよ。そうすれば、もしそうならなかったとしても自殺せずに済むからね」