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ライコネン、ブレーキトラブル原因の真相は?

2013年09月02日(月)13:05 pm

F1第11戦ベルギーGP決勝、キミ・ライコネン(ロータス)はブレーキトラブルによりF1復帰後初のリタイアを喫した。原因はヘルメットの使い捨てバイザーといわれているが、果たして本当だろうか? 元F1ドライバーで現テレビ解説者のミカ・サロは、疑問をぬぐえないでいる。

シーズン後半に来てトラブルによるリタイアはほとんど致命的だ。ポイントリーダーのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)を追うはずが、反対にフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)に逆転されてしまった。

レースを終えて夜が更け、関係者が三々五々、パドックを後にするころ、ロータスではまだブレーキトラブルの原因をつかみかねていた。

しかしその後、プラスチック製の捨てバイザーがブレーキダクトに入り込んで空気口をふさいだと、トラブル原因について発表がされた。

また、ロータスお得意のジョーク精神から、さらなる「アイスマン(ライコネンの愛称)冷却システム」導入の是非を問うアンケートをチーム公式サイトで展開した。

さらにツイッターでは、ベッテルを攻撃の的にしていた。ツイートには一枚の写真が添付された。自らのヘルメットにバイザーをはるベッテルの姿だ。そのキャプション文が、また実にロータスらしい。「調査を続けた結果、トラブルを引き起こした憎くきバイザーの出元が判明」したというのだ。

だが、これを疑う人物がいる。前述のサロだ。

「チームが発表したトラブル原因に、どうしても納得がいかない」と、フィンランドのテレビ局『MTV3』に話すサロ。

「ブレーキが過熱するとダクトの熱さも相当だ。たとえバイザーが入り込んだとしても、溶けてしまうはずだよ」

「ロータスは23日(金)にもブレーキトラブルを起こしている。それを、今さら捨てバイザーが原因かい?」

サロは、単にマシン改良の過程で設計を誤ったのが原因と考えている。

「空気の流れが変わると、ブレーキ冷却も以前と同じではいられなくなるかもしれない」とサロはいうのだ。

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