セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が4年連続でF1王者になる可能性が高まったという意見が強まってきた。
ベッテルが前戦F1ベルギーGPでランキング2番手との差を46ポイントにまで広げたことで、ランキング2番手のフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)はセバスチャン・ベッテル(レッドブル)にトラブルなどがない限りはタイトル獲得が厳しくなってきたと認めている。
レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは次のように語った。
「ベルギーで表彰台に上った3人(ベッテル、アロンソ、ルイス・ハミルトン/メルセデスAMG)が今シーズン最後に向けての主なライバルとなると言うべきだろうね」
元F1ドライバーであり、その後評論家に転身したマルク・スレールは、キミ・ライコネン(ロータス)の所属するロータスには別の問題もあると見ている。
スレールは、「考え付くあらゆることを試すための資金がなければ、もうチャンスはないよ」と『Der Spiegel(デア・シュピーゲル)』に語った。
また、メルセデスAMGに対して疑問を投げかける声もある。
元F1ドライバーのパトリック・タンベイは、地元フランスの『RMC Sport(RMCスポール)』へ次のようにコメントしている。
「彼らは、今季レッドブルに追いつくための開発に余力を残しているだろうか?」
「ベルギーで彼らは明らかに打ち負かされていた」
そうなると、残された疑問は、いったい誰がベッテルを破ることができるかということだ。
メルセデスAMGのチーム代表であるロス・ブラウンは、この問いに次のように答えている。
「多分、ベッテル自身しかいないだろう」