スパ・フランコルシャン・サーキットで行われたF1第11戦ベルギーGP、ケータハムのギド・ヴァン・デル・ガルデは予選14番手、シャルル・ピックは予選22番手だった。
【結果】F1第11戦ベルギーGP予選、各ドライバーのタイム、タイム差など
■ギド・ヴァン・デル・ガルデ(フリー走行3回目20番手/予選14番手)
「なんて素晴らしい日だ! チーム全員のことをすごくうれしく思っているよ。今年2度目のQ2進出が果たせたからね。マルシャ勢を抑えることができたし、14番手からレースをスタートできるんだ」
「最初にスリックで出ていくというのはかなり勇気のいる判断だったし、最初のラップでこれはうまくいかないかもって思ったよ。でもQ1の最後のラップではすべてがいい方向に進んで、僕たちにとってQ1での最上位となってセッションを終えることができた」
「Q2では、もしドライのままであれば14番手を目指すことになるのは分かっていた。そしてミディアムでコースに出たんだけど、路面がよくなるのに応じて攻め続けなければいけないことも分かっていた」
「もう少しあとから走り始めていたら、もうちょっとタイムを上げられていたんじゃないかと思う。それでも、現実的に考えれば、Q3に進出するには十分ではなかったよ。直近のライバルにコンマ5秒以上の差をつけて14番手になれたのは目標としていた通りだし、みんなが頑張ってくれたことでそれを達成できたんだ」
「いい形で土曜日をスタートすることができた。金曜日の夜にみんながいい仕事をしてくれ、クルマに多くの変更を施してくれたことで、土曜日にはクルマのバランスもかなりよくなっていたし、金曜日に悩まされたオーバーステアもなくなっていた。フリー走行3回目は僕にとっていいセッションで、ハードタイヤとミディアムのどちらの走行でもかなり改善されていた。それはタイムアタックのときもうまく機能していたよ」
「でも、予選ではもっと速くなるだろうと分かっていた。それがいい方向に進んでQ1を3番手で終えることになるなんて夢にも思っていなかったけどね。でも、僕たちは今日のコンディションを最大限うまくできたし、14番手になれたのは勇気をもって臨み、チャンスをつかんだことへのご褒美だね」
■シャルル・ピック(フリー走行3回目19番手/予選22番手)
「土曜日はいい形でスタートできた。フリー走行3回目で最初に走行したとき、クルマのバランスは金曜日のどちらのセッションと比べても良くなっていたことがすぐにわかったよ。特に中速コーナーではね。だから、コーナーではクルマを思い通りのラインに置くことがより簡単にできていた」
「夜の間にダウンフォースのレベルも改善されていたから、全体のパッケージがいい感じになっていたよ。2度目の走行ではグリップを改善するために小さな変更を施したけど、それもうまく機能した。オプションタイヤ(ミディアム)を装着したときのクルマの調子もよくて、タイムアタックでもその調子が継続していた」
「予選ではセッション開始直前に雨が降り始めた。でもそれほど強くなかったからすぐにインターミディエイトでコースに出たんだけど、ウエットコンディションではいいペースで走ることができていた。最初のラップはよかった。そしてピットに戻ったときには乾いたラインが現れ始めていたんだ。不運なことに、そのとき計量台に乗るよう指示されてしまい、そのためにスリック(ドライタイヤ)で3周をするのに必要な時間を失ってしまったよ」
「だから、チームは2度目の走行でもインターのままでいこうと決めたんだけど、残念ながらそれがうまくいかなかったんだ。もちろん、チームにとってギド(ヴァン・デル・ガルデ/チームメート)がQ2に行けたことはうれしいけれど、僕としては明日の決勝をいい位置で終えられるよう頑張るだけだ。天候も今日みたいにいろいろ変わりそうだし、決勝ではいいチャンスが訪れるかもしれないからね」