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ライコネン、ロータスの問題解決を待って契約交渉

2013年08月24日(土)23:07 pm

キミ・ライコネン(ロータス)は、現在チームが抱える問題が解決されるまで2014年F1シーズンに向けた契約交渉を始めないと明かした。

「ああ、元気だよ」と、体調不良からの回復を言葉少なに語ったライコネンは、ロータスの給料未払いについても認めた。

「何事にも理由があるものだよ。それを言う必要はないだろう」

夏休み中に来季について考えると話していたライコネンは、レッドブルあるいはフェラーリへの移籍という選択肢は消えていないと明かしている。

「ロータスは、今やるべきことが分かっている。話はそれからだ」

社交的にならず我が道を行くライコネンが、報道陣に囲まれ矢継ぎ早に質問ばかりされる今の状況を不満に感じていることは疑いようもない。

「昨日も話したのに、なんでまた今日も同じ話をしなきゃならないんだ?」という、ライコネンにしては珍しくきっぱりとした否定の言葉をブラジルの『O Estado de S.Paulo(オ・エスタード・ジ・サンパウロ)』 紙が伝えている。

同紙のリビオ・オリッキオ記者は、ライコネンは「ロータスのモーターホームの前で数十人の報道陣に囲まれることにいら立っている」とつづり、さらにその会見の様子をこう伝えた。

「30分遅れで会見を始めたライコネンは1.5メートルと離れていない場所から一言も聞き取れないくらいの音量で話していた」

いつも以上に報道陣がライコネンに群がる理由は簡単だ。先日、ライコネンのマネジャーが交渉決裂を認めたはずのレッドブル移籍について、ライコネンがやや異なる見解を示したためだ。

「僕はまだレッドブルから回答をもらっていないから、僕個人としては彼らがどうするつもりなのか、その答えを待っている」

レッドブルと現所属チームのロータスに加えて、うわさされ始めた古巣フェラーリとマクラーレン移籍については、ライコネンは口を閉ざした。

フェラーリ再加入については懐疑的な見方が強く、フェルナンド・アロンソ獲得のためにライコネンとの契約を解除したフェラーリがフェリペ・マッサに代えてライコネンとアロンソのペアを望むとは思えない、と多くの関係者が口をそろえている。

事実、フェラーリのナンバー1ドライバーであるアロンソ自身が先日、2008年と2009年にライコネンより上位の成績を残したマッサと組むことを望むと話していた。

これに対してライコネンは「それがアロンソの意見なんだろう。誰だって自分の意見を言う自由がある。僕にもね」

フェラーリのドライバー決定に口を出せると言われるアロンソが、拒否するのかと問われたライコネンはこう答えた。

「アロンソに聞きなよ。それが彼の選択だと僕は思わないけどね。ましてや、僕が選ぶことでもない」

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