今シーズンは好不調の波があるロマン・グロージャン(ロータス)だが、第10戦F1ハンガリーGP決勝では積極的な走りを見せて、多くのF1関係者を称賛させた。また、予選ではシーズンベストの3番手につけていた。チーム代表のエリック・ブーリエは今でもグロージャンが将来チャンピオンになれるドライバーだと考えている。
今シーズンのこれまでのハイライトをたずねられると、グロージャンは「ブダペストでフェリペ(マッサ/フェラーリ)を追い越したときかな。これまでのキャリアの中でもベストだったって思うんだ。でも、もちろんペナルティーを受けたから同じじゃないと思うけどね」と語り、次のように加えた。
「ここ数戦の僕たちのパフォーマンスから考えると、正直優勝もすぐできると信じているよ」
実際、シーズン序盤は不安定なパフォーマンスによってレースシートを失うことになるのではないかとみられていたが、ブーリエはチームが「将来タイトルを取れるドライバー」を抱えていると感じているようだ。
ブーリエはハンガリーGP終了後、「あのような(良くない)経験からロマンは学んでおり、我々は常にロマンにはその能力があると分かっている。結果を出し始めたことは、非常に喜ばしいことだ」とコメントし、次のように加えた。
「ロマンが優勝したいと願い、タイトルを獲得したいと望めば、すべてのグランプリでこういった成績を残さなければならないことは分かっているはずだ」