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ウェバー、「お子様」ベッテルとの別れはつらくない

2013年08月07日(水)10:31 am

今季限りでF1を引退するマーク・ウェバー(レッドブル)は、チームメートのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)との別れを惜しむことはないだろうと認めた。

イギリス『BBC』の人気自動車番組『Top Gear(トップ・ギア)』に出演したウェバーは、2002年にデビューした当時と比べ、F1がいまでは「まったく異なる」スポーツになっているとの見解を示した。

また、司会者のジェレミー・クラークソンから、摩耗の激しいピレリタイヤがレースの行方のカギをにぎる現在のF1について聞かれると、ウェバーは次のように答えた。

「でも、これはばかりはしょうがないよ」

「僕たちは、タイヤを学び、使いこなさなくちゃいけない。そうすることで、攻めの走りができるようになる。F1において、ドライバーたちは常に限界への挑戦を強いられるし、そうであるべきだと思っている」

さらに、今月末で37歳になるウェバーは、F1選手権を3連覇中のチームメート、ベッテルとの別れを惜しむことはないと述べた。

「うーん、セブ(ベッテルの愛称)を懐かしむかって?」と言うとウェバーはしばらく考え込み、こう答えた。

「たぶん、あんまりないな。いや、ないな」

「競争社会において、多少のいがみ合いは常に存在するものだと思っている。僕たちの間にも、これまで数多くあったしね」

記憶に新しいのが、今シーズンの第2戦F1マレーシアGP(3月24日実施)でぼっ発した「マルチ21」騒動だ。ベッテルがチームオーダーを無視し、ウェバーを追い抜き優勝したことで、以前から取りざたされていたふたりの確執が一気に表面化した。

レース後、ベッテルに一発お見舞いしたかったかと聞かれたウェバーは、「子供を殴ってはいけない、と父がいつも言っているからね」と答え、スタジオの笑いを誘っていた。

サーキットの借りはサーキットで返すのが大人の流儀とも言うべきか。市販車で滑走路内に設けられた特設コースを走る同番組の名物コーナーにおいて、スズキのエリオに乗ったウェバーは、見事ベッテルのタイムを破ってみせた。

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