エステバン・グティエレス(ザウバー)が、わずか1年でF1キャリアが終わりを迎えることになるのではないかとの憶測があることに触れ、気にしていないと語った。
今季、不振にあえぐとともに、財政的理由からチームの存続すら危ういのではないかと言われていたザウバー。ルーキードライバーであるグティエレスも、チームメートであるニコ・ヒュルケンベルグとともに目立つ活躍ができない状態となっている。
さらに、チーム代表であるモニシャ・カルテンボーンは否定しているものの、ザウバーが新たにロシアのパートナーを迎えたことにより、現在ついているメキシコのスポンサーや、その支援を受けるグティエレスも今シーズン限りでザウバーを離れるのではないかとのうわさもささやかれている状況だ。
そのグティエレスは、ブラジルの『Totalrace(トータルレース)』へ次のように語った。
「僕が知っているのは、いろんな憶測があるということだけさ」
「(2014年に向けては)大勢のドライバーがいるし、クルマもたくさんある。そのために多くのうわさや情報が生まれてくるけれど、それらは正しいとは限らない」
「この時点で一番大切なことは、今シーズンは何も変わらないということだ。僕はいい仕事をすることに集中しているよ」
「ドライバーのキャリアはすべてその成績にかかってくるし、僕はそこに集中しているんだ」
「シーズン前半に僕が何をしたか、あるは、しなかったかということはあまり関係ない。大事なのは後半に何をするかということだ。そして、それについて得るものは多く、失うものは少ないと思っている」
「僕は自分の人生においていつも、望んでいたことを達成するために、あらゆる努力をしようと決心しているよ」