ビタリー・ペトロフが、F1復帰に奔走している。どうやら新たな後ろ盾を得たようだ。
ケータハムのシートを失ってマネジャーとも別れたペトロフは以前、F1に復帰するためには個人スポンサーが必要だと話していた。
ところが先週末のドイツ・ツーリングカー選手権(DTM)のモスクワ戦、メルセデスのチームシャツを身にまとったペトロフがいた。
そして、来季ソチで初めて開かれるF1ロシアGPの主催者がF1復帰を手助けしてくれているといったことを、『RIA Novosti(ロシア・ ノーボスチ通信)』にほのめかしていたのだ。
「彼らはサーキットの運営会社だけど、多くの人と会って話をするらしく、僕のこともすごく助けてくれるんだ。来年のシートを探すべく、僕らは一体となって動いている」と、28歳のペトロフは語っていた。
同じロシア人のセルゲイ・シロトキンは、ザウバー救済プランの見返りに来季F1に打って出ようとしている。さらにウィリアムズは、GP2チームのロシアン・タイムと提携し、ロシア人ドライバーを起用するかもしれない。
ウィリアムズとのつながりについてウェブサイト『f1news.ru』に聞かれたペトロフは、次のように答えている。「そういったプロジェクトが話し合われているなら、興味はあるね」
ロシア製スーパーカー、マルシャが持つ同名のF1チームもまた、ペトロフにとって候補のひとつとなってもおかしくない。
「彼らのプランがどうなるか知りたいところだね。いったい何をどのように求めているのだろう? ただクルマとドライバーがそろっていればいいのか、あるいはチームを大きくしたいのか」
ペトロフは、F1第12戦イタリアGP(9月8日決勝)に姿を見せるという。