セルゲイ・シロトキンは、来年初めまでF1に乗せてもらえないことが分かった。本人が認めたものだ。
ロシアの出資者との取引で17歳のドライバー、シロトキンがザウバーの来季ドライバー候補に浮上したが、経験を積むため、今後、金曜日のフリー走行でマシンに乗るのではと言われていた。
ところがチーム代表のモニシャ・カルテンボーンは、こんなことを言っている。「その選択肢はないわね。彼はスーパーライセンスを所持していないから」
「だったらどのような可能性があるのか探らないといけない」と、カルテンボーンは付け加えるのだった。
シミュレーター搭乗がひとつの手だ。そのほか、FIA(国際自動車連盟)からスーパーライセンスを発給してもらえるように、例えば古いF1マシンで経験を積ませるとの報道もある。
シロトキンは、『Motorsport Aktuell(モータースポーツ・アクチュエル)』誌にこう話している。「当分、しんぼうしなきゃだよ」
「2014年初頭にはマシンに乗る計画なんだ。(冬になって)最初の公式テストでね」
先週末のF1第10戦ハンガリーGPで話題にのぼったのは、来年ようやく18歳になるシロトキンが、果たして心体ともにF1ドライバーとして準備が整うかだ。
22歳でF1に打って出たルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)はこんなことを言っている。「僕が18の時は、準備なんかできていなかった」
「18にしてはいい線行っていた、この僕がだよ」