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マグヌッセンが来季ビアンキと交代か

2013年08月02日(金)13:27 pm

マクラーレンが後押ししている若手ドライバーのケビン・マグヌッセンが、マルシャに加入する可能性が出てきた。

資金豊富なマックス・チルトンと、フェラーリと関係のあるジュール・ビアンキを擁しているマルシャは、チーム代表のジョン・ブースが2014年シーズンも現行のドライバーラインナップを継続したいと今週発表したばかりだ。

しかし、マルシャからウィリアムズに移籍したパット・シモンズが、マルシャは資金を持ち込めるドライバーを選ばなくてはいけない事を示唆し、「手を縛られているようなものさ」と皮肉った。

弱冠20歳のマグヌッセンは、デンマーク人の元F1ドライバー、ヤン・マグヌッセンの息子だ。

マクラーレンのドライバー育成プログラムのエースで、今年7月にシルバーストーンで行われた若手ドライバーテストではマクラーレンを走らせて目を見張るタイムを刻んでいた。

マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュはテスト後、2014年シーズンからマグヌッセンにF1シートを与えるべきだと話している。

マグヌッセンは今年のフォーミュラ・ルノー3.5シリーズでランキング首位になっており、2014年にトロロッソに加入する可能性の高いアントニオ・フェリックス・ダ・コスタや、ザウバーの育成ドライバー、セルゲイ・シロトキンらよりも明らかに実力は上とされる。

『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』によると、ウィットマーシュはマグヌッセンのF1入りについて「早ければ2014年に、プレッシャーのかからない環境で1年やらせたい」と話している。

同誌のミハエル・シュミット記者は「選択肢はあまりないが、1つはマルシャだろう」と分析する。マクラーレンはマルシャと技術提携をしており、風洞やシミュレーターを貸し出しているからだ。

また、現レースドライバーのジュール・ビアンキはフェラーリの後押しで今年マルシャのシートを得たが、フェラーリドライバーアカデミーの責任者ルカ・バルディセッリは、優秀なビアンキを中堅チームに移籍させた方が良いと考えていることを示唆している。

「この先、彼(ビアンキ)がF1に継続して参戦できるかどうかは重要なことだ。それを考えた場合、在籍するチームの潜在能力はどうなのか、という話になってくる」とバルディセッリ考えを述べた。

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