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トロロッソ、もう1年リカルドの残留を希望

2013年08月01日(木)9:22 am

トロロッソのチーム代表であるフランツ・トストが、ダニエル・リカルド(トロロッソ)がもう1年トロロッソにいてくれればうれしいだろうと認めている。

オーストラリア人ドライバーのリカルドは、今季限りでレッドブルを離れF1を引退するマーク・ウェバーの後任ドライバー候補者の1人にあげられている。

そのライバルはキミ・ライコネン(ロータス)であることが知られているが、最近のうわさではフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)も来季セバスチャン・ベッテル(レッドブル)のチームメートの座を狙っているのではないかとも言われている。

しかし、トストは『Speedweek(スピードウィーク)』に対し、そうした元F1チャンピオンであるライバルたちを差し置いて、レッドブルが23歳のリカルドを抜てきしないと考える「理由は何もない」と語り、次のように続けている。

「個人的には、彼(リカルド)にはもう1年トロロッソで成長過程を踏んで欲しいと思っている」

「つまり、今話しているのはレッドブル・レーシングのことだし、昨年3年連続でチャンピオンチームとなったチームのことだ」

「ダニエルはこれまでF1で優勝したこともなければ、表彰台にさえ上っていない。それはわれわれのクルマに十分な競争力がなかったためだ」

「それが唯一彼にとっては不利なことだと思う。そうでなければ、私は彼がF1で大きな成功を収めると思っている」

一方でトストは、最年少で3年連続F1チャンピオン獲得を達成したセバスチャン・ベッテル(レッドブル)も、かつてレッドブルに昇格したときにはリカルドとそれほど違っていたわけではない、と次のように続けた。

「ベッテルとリカルドにおいて一番大きな違いとなるのは、ベッテルがレッドブルにいったときは、まだレッドブルも常勝チームではなかったということだ。彼らは共に成長したんだ」

「だが、リカルドの場合はすぐに表彰台に上らなければならないし、勝利を目指して戦わなければならない」

「多分、1年ほど早くそのチャンスが来てしまったようだ」、とトストは付け加えた。

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